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配管

H笠を使ったプラント排ガス排出口の考え方

H笠という煙突の形状をご存じでしょうか? 名前自体は知られていないでしょうが、煙突の出口にあるアレです。 ストーブとセットになってそうですよね。 これを化学プラントの排ガスの出口にも活用していたりします。 どういう効果を狙って付けるかを紹介...
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手動分液装置の配管設計で気を付ける高さの概念

手動分液の配管設計は考えれば考えるほど、いろいろな問題に直面します。 突き詰めるとプラント建設思想そのものにたどり着きます。 問題となるのは高さの制約。 本質的にどういう影響を及ぼすのか解説していきます。 手動分液装置の配管構成例 手動分液...
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配管設計が多少失敗しても受け入れられる理由

化学プラントのような複雑な配管設計では、時に失敗します。 特に初心者の頃は、失敗の数が多くて落ち込んでしまいます。 工事の規模が大きくなるほど失敗の数は多くなり、ベテランでも失敗は当然あるものなのですが、初心者にはその辺りがまだ見えていない...
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ポンプを並列設置する時に注意したいこと

ポンプをタンクや反応槽周りに複数台設置するケースは、化学プラントだと非常に多いです。 特に連続プラントだと、かなり一般的でしょう。 バッチプラントだとあまり一般的ではなく、増改築を繰り返していくうちに気が付いたら並列設定していたという場合が...
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ガスラインは液ラインとは分けてタンクに接続

タンクのガスライン(gas line)は、単独ノズルで引っ張ることが基本です。 ノズルオリエンテーションの基本事項。 とはいえ、理由をさっと答えられないかも知れませんね。 この背景には、液とガスの性質やタンクの強度という、設備設計の重要な要...
配管

埋設配管で考えるべき7つの問題

埋設配管(Buried piping)について解説します。 化学プラントのように多くの配管を扱う場所では、埋設配管は1つの選択肢になります。 街中だと景観とかの問題で埋設配管を許容できるとしても、化学プラントだと埋設配管は極力使わない方が良...
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毒性ガスの配管の設計保全で注意したいこと

毒性ガス(toxic gas)に関する設計保全の注意点を解説します。 高圧ガス保安法に定めるもので「危険なもの」ですので、人体に即影響を及ぼすという意味で設計段階からしっかり考えないといけません。 できることは限定的ですが、だからこそ「でき...
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40年以上メンテナンスが必要な高所配管の対応例

長距離配管の設計とメンテナンス(maintenance)の考え方をまとめます。 化学プラントだとプラント内部の配管の設計を考えることはあっても、保全を特段意識することはありません。 壊れたら直す。 基本はこの考え方です。 プラント外の配管ス...
配管

配管設計グレード分けを内容物の目線で考える

内容物に対する配管設計のグレード分け(pipe grade)をしてみます。 配管製作上のグレードというわけではなく、設計上の分け方の話です。 配管内容物に対してどういう仕分けをするかは、業界だけでなく工場でも分かれます。 製造 ○○の内容物...
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ヘッド送液の流速/流量と時間変化

滴下などのヘッド送液(head feed)での流量変化の問題を考えます。 自然流下という表現もします。 計算もしやすく流動や流体力学の練習としてよく出てきます。 ということは制御がしやすいということに繋がり、化学プラントなど安定的な運転が必...