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スパイラルダクトを適切に使うための注意点

スパイラルダクトは化学プラントでも使用されます。 空気を送る目的で使えるのですが、意外と使いにくいです。 金額が同程度・耐圧が弱い・設計が不自由という欠点があるので、突発工事に強いというメリットしか私は価値を見いだせていません。 積極的に使っても良いですが、長所短所はしっかり把握してから採用しましょう。
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ガスラインの材質選定を間違えると大事故に

化学プラントのガスラインの材質選定は、間違えると大きな問題になります。 静電気着火のリスクが高いので樹脂配管は止めた方が良いでしょう。 ついつい空気としてライン設計してしまいがちです。 金属配管でメンテナンスを重視するか、高価なライニング配管にするか。 運転や保全の思想と関わってきます。
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【実践】タンク底の分液配管の弁と計器の組み合わせ例

タンク底の分液配管の弁と計器の組み合わせ例を解説しました。 覗き窓を通して液を送るだけではなくて、導電率計・密度計や流量計を付けたりします。 交換のためにバルブを付けると安心感が上がります。 洗浄は覗き窓を中心に上側と下側の2パターンがありますので、分けて考えましょう。
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今さら聞けないバイパス配管ラインの基本

バイパスラインの基本と、バッチ系化学プラントでの使い方を紹介しました。 ストレーナ・ポンプ・流量計などは使い方が結構難しいです。 逆止弁やスチームトラップは、運転上・保全上必要となります。 標準的にとりあえず付けていても良さそうですが、実際に使うかどうかは別問題ですね。
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配管フランジの設置位置と内部点検

配管フランジの設置位置は内部点検に直結します。 フランジを切り込むとよく言いますが、フランジをどこに設置するかで作業性が大きく変わります。 液やガスの配管ならあまり意識しなくても、スラリー配管なら意識はしておきましょう。 フランジに点検口の...
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液抜き配管の適切な設計で液溜まりを最小化

化学プラント向けの液抜き配管(Drain pipe)のポイントを集めました。 食品・医薬向けに比べると条件が緩いですが、液たまりを避けたいのは化学プラントも同じです。 液抜き配管の組み方は単純そうに見えていくつかのパターンがあります。 操作...
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配管スタンド上の設計ルール11選

化学プラントの配管スタンド上に設置する配管の設計ルール(pipe stand rule)について解説します。 一般的に「こうした方がいい」という理想的な形のみを解説します。 というのも現実にはこんなに理想的な組み方をできるわけではありません...
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集気ラインの設計方法の概要|ガス・粉体

大気開放の集気ライン(gas collection line)について、ガスラインと関連性を考えて解説します。 化学プラントではとても怪しい危険な液体をいっぱい扱います。 ガスとして外部に放出されるだけで、とても危険な状態になるものも。 そ...
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ガスラインの設計が安全上とても大事な理由|化学プラント

バッチ系化学プラントのガスライン(gas line)設計の注意点について解説します。 ガスラインの設計は口径設計に終始しがちです。 ガスラインの口径設計は真面目に考えると、かなり複雑な計算を行います。 真面目に計算してしまうと意外な見落とし...
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H笠を使ったプラント排ガス排出口の考え方

H笠という煙突の形状をご存じでしょうか? 名前自体は知られていないでしょうが、煙突の出口にあるアレです。 ストーブとセットになってそうですよね。 これを化学プラントの排ガスの出口にも活用していたりします。 どういう効果を狙って付けるかを紹介...