【人材不足】工事の元方安全衛生管理者の仕事と実際

保全工事

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の設備エンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の工事の元方安全衛生管理者について知ることができます。

元方事業者の責任が強くなっている

元方安全衛生管理者という単語を知っていますか?

定義は調べたら出てくると思います。

これを簡単に言うと、工事を管理する専門の人を作ろうという思想です。

というのも、

工事に参入する工事会社が多すぎて、発注者では管理できない

という現状があります。

発注者側でも施工管理のニーズは、強いです。

転職サイトに登録すると、すぐにオファーが来ます。

発注者側は基本的に正社員で構成されますが、

工事の時には工事管理のために多くの人間が必要となります。

これを派遣社員として発注者の会社が雇うよりは、

受注者側が雇うべきだ

という思想があります。

そこで、工事を受注した会社の中から、元方事業者というポジションを定めます。

普通は1次請けの会社ですね。だから「元方」です。

化学工場の場合は、設備・配管工事会社が元方事業者になるのが普通です。

工事量が圧倒的ですからね ^ ^

この元方事業者の組織内に、元方安全衛生管理者という人を定めます。

安全専任という表現もします。

この安全専任者の仕事について紹介します。

元方安全衛生管理者の仕事

仕事① 現場パトロール

元方安全衛生管理者の仕事は、現場の安全衛生の管理です。

現場の管理が仕事ですので、現場パトロールが一番の仕事。

普通は1人が担当します。

多い時は、午前に2回・午後に2回のパトロールをする人もいます。

工場規模にもよりますが、1回のパトロールで30分~1時間くらいかかります。

これだけで1日の半分くらいの時間を使います。

これだけパトロールをしなければいけないほど、現場工事では府安全なことをしているとも言えます。

放っておくと自分勝手で、危険な作業をする工事作業者が多いということでしょう。

マナーの悪い工事作業者ですから、現場でもマナーは悪いです。

家庭でもマナーが悪いのでしょうね…

というか

元方安全衛生管理者がこれだけパトロールをしていれば、

受注者側はパトロールをしなくてもいいはず。

元方安全衛生管理が安全衛生指導をちゃんとしていれば、

受注者側はパトロールをしなくてもいいはず。

受注者側のパトロールの負担を減らすために、元方安全衛生管理者の仕事があるはずなのに。

実際には、受注者のパトロールも異常に増えていく傾向にあります。

10年前までは週に1回のパトロールくらいでしたが、

いろいろな行事名のパトロールを作って、週に2回・3回と増えていっています。

週間パトロール・月間パトロール・部長パトロール・工場長パトロール・ゲリラパトロール

挙げればキリがありません。

仕事② パトロール結果の報告

パトロール結果を、報告要旨にまとめます。

パソコンでExcelに直打ちしていくパターンですね。

パソコンの入力になれている人が、元方安全衛生管理者をやるはずがないので、

この入力だけでも時間がかかります。

1日に30分くらいは時間を割いています。

この結果報告を、日々の工事ミーティングで行います。

工事ミーティングも早くて30分くらいかかります。

受注者・発注者が一堂に会する場で、

無駄な会議の総本山ともいえます。

仕事③ 現場工事量のデータ収集

現場工事量に関するデータを集める仕事も、元方安全衛生管理者が行うことが多いです。

  • 日々の工事作業員の人数・工事会社ごとの区分
  • 各種パトロールでの指摘事項
  • 工事全体を通じて、受注者・発注者の意見収集

各工事会社からの情報を集めて、Excelに直打ち。

工事会社が10~20くらいになることが普通ですので、この作業も時間がかかります。

仕事④ 新規入構者教育

工場によっては、入構教育を元方安全衛生管理者が行うこともあります。

工事の最初から最後まで、新規入構者は発生します。

特に最初の方が入構者数は多いですが、後半になっても途絶えません。

応援者や、特殊な設備の工事などがあるからですね。

そうすると、毎日毎日新規入場者教育を行います。

この教育は早くて30分長いと90分くらいかかります。

元方安全衛生管理者はなぜ高齢者が多いか

元方安全衛生管理者はなぜか高齢者が多いです。

この理由は何でしょうか?

実は下記の理由があります。

  1. 年寄は一定の尊敬があり、年寄の意見は受け入れやすい
  2. 現場の設備保全者が定年した後の、仕事となっている

特に、2の方が強烈です。

元方事業者として、元方安全衛生管理者を常時抑えているわけではありません

正社員にするには、時期が限定され過ぎています。

アルバイトですね。

現場に詳しい人を、元方安全衛生管理者に任命する方が、楽であることは確かです。

現場の危険性・現場設備の配置・過去の工事の状況

いろいろな情報や経験を持っています。

定年退職者が真っ先に探す仕事が、元方安全衛生管理。

本当に多いですよ。

個人的には、定年者はさっさと隠居いただき、

今の50歳くらいの老害を、出向させて元方安全衛生管理に任命する方が良いと思います。

化学工場は人の入れ替わりが少なすぎますので。

最後に

元方安全衛生管理はパトロールをしたら、絶対に痩せるはずです。

ところが、元方安全衛生管理ほど太っている人が多い気がします。

彼らはパトロールなんてしていない。

それをすべて受注者任せにしてしまっている。

パトロール報告を作るのが大変・入構者教育で時間がとられる。

こういう言い訳を受注者側にして、甘えようとしています。

この辺のやり取りは、見ていて情けなくなってきます。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました