機械設計

化学工学

制限オリフィスを流量制御に使う時の取付方向

制限オリフィス(orifice)の設置向きについて解説する、かなりマニアックな内容です。オリフィスといえば流量計算などを思い浮かべるでしょうが、施工や現場レベルでは取付方向に悩むシーンもあります。オリフィスに向きという概念があることを、意外...
化学機械

JIS B 8501|大気圧タンクの板厚計算をやさしく解説

屋外タンクなど大気圧貯槽(Atmospheric storage tank)の、板厚計算の実際を紹介します。JIS B 8501 鋼製石油貯槽の構造を使います。詳細の計算は、設備メーカーで行ってもらえますが、全体の板厚に直接関係するメイン部...
化学機械

安全弁と減圧弁は組み合わせ設計が大事

安全弁/減圧弁(Safety valve/Reduce Valve)と関連する圧力設計の基本的な考え方を解説します。安全弁というと化学プラントの主要安全装置の1つで、とても大事なバルブです。一圧・高圧ガスが多い連続プラントなら安全弁は結構真...
化学機械

シールレスポンプの空運転の原理|機械系エンジニア向け

シールレスポンプ(sealless pump)で話題になる空運転について解説します。空運転は、ポンプの運転時に掛かる力と密接な関係があります。シールレスポンプ=空運転という公式は暗記レベルの話になりますが、それがどういう原理で起こるのかを考...
化学機械

10%皿型鏡板の容量計算の公式を手計算で導出してみた

今回の記事では、皿型鏡板(head plate)の形状を解析します。化学プラントで非常によく使います。加圧負圧など、大気圧以外の圧力で運転する設備が多いからですね。こういう設備を設置する時は、消防申請など含めて公称容量をしっかり計算する必要...
化学工学

滴下による化学反応を安全に行うために必要な設備

化学反応では滴下(dripping)という方法を一般的に採用します。滴下はゆっくり反応させるということです。A + B → C + Dこんな反応式があったときに、普通は反応熱が出ます。反応熱でタンク内の温度が上がり、温度が上がると反応がさら...
材料

材質の種類・体系を徹底解説|バッチ系化学プラント設備

バッチ系化学プラントの設備に使う主要材質(material)について紹介します。材料に関する知識は化学プラントのエンジニアなら必須です。特に機械系の設備エンジニアは、子の材質をいかに上手く使いこなせるかがスキルの1つ。材質は種類が多いだけに...
化学工学

液体の性質は化学プラントの機械設計でも大事

バッチ系化学プラントで使用する液体の性質(liquid nature)をまとめました。液体の知識や薬液の特性は化学プラントではとても大事です。水だけではなく様々な性質の液体を扱います。機電系エンジニアとしては薬液の特性を理解せずに、仕事を進...
化学工学

圧力損失計算を徹底簡略化|ポンプ基本設計

ポンプ圧力損失計算(pressure drop)は化学工学の教科書に載っていますが、計算がやや複雑です。少なくとも手計算では不可能で、Excelや専用のソフトで計算することが多いでしょう。とはいえ、現場レベルで即決する時には使えません。そこ...
化学工学

伝熱計算をここまで理解できれば化学プラントで大活躍

化学プラントの熱バランス設計で使用する伝熱計算(heat transfer)の概要を説明します。伝熱計算は、機電系の大学では学ばないかも知れません。熱力学の応用と思うかもしれませんが、結構違います。伝熱は化学プロセス開発で超重要伝熱計算は、...