機械設計

材料

樹脂製の設備は化学プラントで使いにくい

樹脂は軽くて耐食性があるので、活躍の場所は広がっていくばかり。車の軽量化や3Dプリンタなどにも登場します。ところが、化学プラントでは樹脂をほとんど見ることはありません。でも同じように樹脂を使ってはどうなのか?と疑問に思うようになれば、工場に...
化学工学

タンク内の液をホースを使って放流する時の流量計算

タンク内の液を外部に放流する時の流量ってどれくらいですか?こういう質問はたまにあります。現場で放流作業をするときに、安全性をちょっと確認したい場合です。簡単に計算できそうな気がして実はちょっと計算が必要なので、暗算では難しいです。手計算レベ...
化学機械

NPSHとは?ポンプ圧損計算で忘れがちなチェックポイント

NPSH(NetPositiveSuctionHead)について簡単に解説します。ポンプの勉強をするときに必ず登場します。ところが、化学プラントの設備設計をし15年程度の私は、NPSHを真剣に検討するポンプ設計は2~3度あるかどうかです。3...
化学機械

ポンプのジャケット付とトレース付の違い

私にとってはポンプの中でも、かなり特殊な位置づけのジャケット付ポンプ。トレース付ポンプも合わせて、ポンプの保温目的などで使う場合がたまにあります。そこまでする必要があるの?とかなり疑問に思うのですが、実際には一定の効果があります。この記事を...
化学機械

インライン型ポンプの特徴とおススメの使用場所

インライン型ポンプについて考えます。ポンプというと普通は横型をイメージします。竪型をイメージする時にも、スラリー型などの特殊なものが最初に出てくるでしょう。大抵は金額的に高いです。この記事を読むと、インライン型の特徴や使用先を知ることができ...
化学機械

粉体の自動ハンドリング装置が使いにくい理由

粉体を扱う作業は、3K作業の代表です。化学プラントのように自動化が可能な工場でも、粉体を扱う部分は特に負荷が高い仕事になり、敬遠される方向にあります。現在多くのプラントで粉体取り扱いの自動化を検討しています。ところが、これがなかなか上手くい...
化学機械

化学プラントでカスケードポンプを使う場面

10L/min程度の小流量で固定してポンプで流したい。100L/min程度で流すことが多い化学プラントで、たまにこういう問題に出会います。小流量を流すだけなら、確実なのはヘッド送液で流量調整弁により調整すること。これをポンプでせざるを得ない...
化学機械

ステンレスのマグネットポンプは使わない

ステンレスのマグネットポンプについて語ります。シールレスポンプの典型パターンとして、ステンレスのキャンドポンプとフッ素樹脂のマグネットポンプが有名です。この2パターンで基本部分はカバーできていますが、ステンレスのマグネットポンプという中間的...
化学工学

【具体計算】熱交換器の伝面計算で大きさが変わった時の考え方

化学工場のプロセス計算を、専門ソフトウェアは使わずとも簡易的に少し細かく計算したいというニーズは、機電系エンジニアリングの段階で少しあります。昔は、プロセスエンジニアリングでも多用していた方法ですが、今はかなり少なくなっているでしょう。機電...
化学機械

熱交換器の伝面計算で大きさが変わった時の考え方

実務の熱交換器の伝面計算では、練習問題にあるような標準的な計算をすることはあまり多くはありません。目標である温度範囲に結構な幅があったり、成り行きであったりします。こういう中で、ある程度の仮定を置いて熱計算を置いて設計しても、余裕率という考...