【作業・安全】機械エンジニアは作業架台に真剣に考えるべき理由

図面配管

NEONEEETです。

化学工場ではかなりの部分は設備による自動化が進んでいます。

液体や気体などを配管を通じて各所に送っているという意味で、すでに自動です。

ところが、手動に頼らざるを得ない場所がまだまだあります。

そういう手動作業は、安価なコストで作業性をどこまで軽減できるか、がポイントです。

今日はその作業の重要性を理解していない若手エンジニア向けの話です。

設計結果を判断する機会が少ない

現場作業に関係する設備として、作業架台があります。

よくあるのは階段・手摺付きの踏み台です。

この設計には、機械力学の知識と、一般的な作業に関する常識と、ハンドリングに関する多少の知識が必要です。

機械力学の知識が必要という意味で、機械屋の出番です。

しかし、この設計結果を評価する機会は非常に少ないです。

そもそも他の設計要素も似たようなものですが。

駄目だったら駄目出しが出る

本当に駄目な場合しか、駄目とは言われません。

かなりの部分を運転屋は我慢してくれます。

自分たちが使うパソコンやシステムも、システム部門から投げられたものを仕方なく使っているでしょう。

あれと同じ感覚だと思います。

生産部からクレームが来る場合は、どうしようもない失敗と考えられます。

そういう失敗が無いように、図面を使ったり現場で説明したりしますが、彼らは何の責任も取ってくれません。

使い始めて駄目なら駄目。

そこで二重投資になっても知らない。そんな縦割りな人たちです。

良かった場合でも良いというフィードバックが無い

どうしても駄目な時しかクレームが出ないので、良い場合でも「良かった」と言われることはありません。

これは日本の教育全体にも言えることです。

やりがい・自身をどんどん削いでしまう環境です。

腐ってしまう人が大勢いるのも仕方がありません。

模擬の作業をしたり、スケールを使って議論をしないと成長しない

設計者は机上で検討しなければいけません。

実物ができてしまってから改造しようと思っても、ほとんどの場合はできません。

鉄製の架台は一度火を入れた後、再度溶接すると必ず歪みが起きます。

その歪取りを時間を掛けて行うくらいなら、作り直した方が楽だからです。

費用は発生します。

その二重投資が発生しないように、設計者は机上で知恵を絞ります。

そのためには、模擬の操作をしてみたり、コンベックススケールを使ったりして、図面屋と議論するのが普通です。

ところが、今の若手機械屋は、コンベックススケールを机の引き出しに置いていません。

プラント配管ポケットブックのような頻度の高い書籍も置いていません。

ネットで調べれば良い、誰かに投げれば良い、そんな考えのようです。恐ろしい設計者です。

日常的に設備を見て、観察しなければ成長しない

フィードバックが返ってこない場合、どうやって情報を収集するのが良いでしょうか?

使っている人に聞くのも良いですが、時間が掛かります。使っている人も忙しいので、いちいち聞かれても困ることもあります。

それよりもっと楽なのは、既存の設備を観察することです。

そういう設備は、「クレームをクリア」した設備だからです。

使っている人たちの合格ラインを達成した設備です。

そういう目で現場を見ると、新たな発見があるはずです。

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