【範囲・難易度】大学院入試問題と入社面接問題から見る問題制作の難しさ

物理キャリア

NEONEEETです。

大学入学共通テストの時期ですね

いろいろ問題はありますけど、一番の問題は問題の制作ですよね

???

(笑)。試験問題って作るのが難しいのですよ。

試験問題は難易度設計が難しい

試験問題って難易度を設計するのが非常に難しいです。

これは試験問題を作ったことがある人ならすぐに分かるでしょう。

そうでなくても、大学入試や大学院入試の試験勉強に真剣に取り組んだ人は、気が付くと思います。

私は大学入試も大学院入試もそれなりに真剣に取り組みました。

就職活動をする学生に対する自社の役員面接での問題制作も行いました。

これらの経験から、問題制作の難しさを強く感じています。

大学院入試は独断で制作

大学院入試の試験問題ってほぼ独断で制作できます。

大学院入試は各大学院の研究科レベルで問題制作を行います。

作成者が少ない

大学院入試の試験作成者は驚くほど少ないです。

1科目当たり2~3人のはずです。

研究科のサイズにも寄りますが、教授は100人もいないです。

試験問題を作る教授は当然ローテーションです。

例えば機械家の大学院入試なら試験科目が7個くらいはあるでしょうか。

私は9科目くらい受けた記憶がありますが…。

数学・英語・四力(4科目)・専門

これだけでも7個ですからね^^

各科目の試験を1人が作るのはさすがに無理があるので、ダブルチェック目的で2人1組としましょう。

7科目あれば、1年に14人が試験問題の制作にあたります。

100人教授が居れば、7年に1回は試験制作にあたりますよね。

2人1組で制作するのか3人1組なのかは分かりませんが、ローテーションアg7年に1回くらいというのは、当時の教授に聞いた話と大差ありません。

ということは…

試験問題を作る人は2~3人

問題が適切であるかどうか確認する人も含めて、非常に少ないですよね。

試験範囲が狭い

大学院試験の試験範囲は意外と狭いです。

数学や英語はまだ良いでしょう。

これは大学試験に近いです。

問題は専門科目。

1科目あたり半年~通年の授業内容から問題を作らないといけません。

これは非常に狭いです。

大学院入試勉強を真剣に行うと、自分で予想問題制作ができてしまうレベルです。

授業で習った範囲から問いやすい箇所を選び出すだけですからね。

そうすると問題が固定化されます。

過去問を解けば、誰でも高得点が取れてします。

これはまずいでしょう。

難易度を上げるために簡単にできることがこれです。

大学院の授業範囲から誘導ありの問題を作ること

私が大学院の試験を受けた時は、大学院の試験範囲から誘導付きの問題がいっぱいでました。

過去問ばかり解いていた人は、予想通り得点が低かったようです。

一定の得点率が必要

大学院試験でも合格基準に得点率が60%以上というような、定めがあるようです。

試験問題の固定化を避けるために、大学院の授業科目から選定した場合は、

得点率が極端に落ちます。

難しい問題を作って、平均点が40%程度だと、合格者が少なくて大学院運営ができなくなります。

だからこそ、難しい問題を作った場合は、得点に下駄を履かせるようです。

悲しい現実ですね^^

役員面接は完全に独断で制作

役員面接の試験問題は完全に独断で制作できます。

学生の能力を確認するために、研究に関する基礎的な知識を聞く試験を

役員面接で行う会社があります。

役員も回答の正誤を聞いているわけでなくて、

その説明内容がどれだけ分かりやすいか・論理的か

というような視点で聞いているはずです。私でもそうします。

この専門的な試験問題。私の働く会社では最近では制作していないようです。

無意味だと悟ったのでしょう。

時間が短すぎる

役員試験の問題作成時間は非常に短いです。

試験問題制作も1日~2日で決めないといけません。

試験日程が決まるのが、本番の数日前だから

そこから即興で制作します。難易度も何も関係ありません(笑)

学生のバックグラウンドが広すぎる

面接を受ける学生のバックグラウンドが広すぎます。

試験問題は、会社の従業員が作成します。私も何回も作成しました。

学生のテーマによっては、従業員がそのテーマを誰も知らないというケースもあります。

私の場合は機電系エンジニアです。

機電系ならテーマはほぼ知っているはずでは?

そんなことはありません。

大学院試験でも勉強していない分野を研究テーマにしている人はいっぱいいます。

授業でも習ったことがない。

そんなテーマばかりです。

学生の研究テーマの説明資料をもとに、バックグラウンドの学問を調べ、

研究テーマに関連しそうな基礎知識を問う無理やり問題を作ります。

流体力学を使った研究テーマであれば、圧力損失がほぼ関連するはずなので

圧力損失の基礎式を説明してください

というような感じですね。雑です。

高校入試や大学入試は別の意味で大変

大学院試験や役員面接を見てみると、高校入試や大学入試は簡単なように見えてしまいます。

これは明らか錯覚。

  • 受験する人数が多いため、過去問から逸脱させにくい
  • 第三者のチェックが厳しい
  • 採点基準を厳格に定めないといけない
  • 採点作業の不正チェックが厳しい

この辺りは高校でも大学でも同じです。

高校はテーマが限定化されていて、どの範囲から選ぶかはほぼ決まっています。

その範囲内で設定するだけなので、難易度の設計はあまり問題になりません。

大学はテーマが広いので、大学ごとの個性が出ます。

良問・悪問なんて評価もされやすいですよね。

この大学の風潮にあっていない問題だ!

なんて否定されたりもしますよね。

問題を作る側の立場に立つと、苦労に見合っていないと思います。

最後に

大学院試験と役員試験の問題制作の難しさを紹介しました。

高校試験や大学試験とは違う意味で難しいです。

範囲が狭い・バックグラントがバラバラ・制作者が少ない

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました