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キャリア

競争相手が少ない化学プラント機電系エンジニア

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化学プラントの機電系エンジニアは、社内で競争相手が少ないです。

特に私の世代でもある氷河期世代は。

会社のキャリアを考えたとき、いろいろと有利だろうということは周りの人を見ていても感じます。

競争相手が少ないことの背景にある要素を考えてみました。

私のキャリアの話です。あらためて考えると運がよかったと思っています。

就職活動当時に意識を十分にしていたわけではないですが、それなりに考えたことが今になって形になっている感じです。

競争相手が少ない背景

私にとって化学プラントの機電系エンジニアは競争相手が少ないです。

その背景を考えてみましょう。

氷河期世代

氷河期世代である私は、そもそも競争相手が少ない環境にあります。

化学プラントの機電系エンジニアは常時人が足りていないようなものなので、氷河期の頃でも募集はありました。

応募する人はやはり少なく、ほぼ無条件で採用されたのでは?とも思っています。

私は就職に関する勉強、特に面接練習を1度もせずに、採用面接に臨んで合格しています。

社内でも氷河期世代は人数が少ないです。

これは社内でのキャリアにもともと有利であることを意味するでしょう。

少し上の人のキャリアが遅れ気味になっているのを見ていると、実感します。

不人気業界

化学プラントの機電系エンジニアは、不人気の業界です。

機電系エンジニアが最初に目指すルートではありません。

競争相手となる、機電系の同期が少ないことは、会社生活で余計なことを考えなくて嬉しいです。

同世代で同じバックグラウンドの人がいれば、仕事の出来不出来をチェックしたり、他人のうわさ話が広がったりします。

少なからずプレッシャーになるでしょう。

私の場合は、同期といっても専門が違うので、目立ちにくいです。

僻地 of 僻地

化学プラントは僻地にあるので、競争相手が少ないです。

同じ機電系の学生でも、都会志向の人が一定数います。

僻地に行けば、当然ですが競争相手は下がります。

同じ僻地でも、社内の事業所レベルでさらに僻地の場所だとなお有利。

同じ事業所で機電系エンジニアが数人~10人くらいだと、必然的に競争相手がゼロになります。

競争相手が少ないことのメリット

競争相手が少ない化学プラントの機電系エンジニアは、こんなメリットがあります。

昇進しやすい

競争相手がいないので、昇進しやすいです。

ハードルは結構低めだと思います。

仕事の中身が違うので単純比較しにくいですが、化学系・化工系に比べても機電系の方が下駄を履かされている感があります。

明らかに仕事の成果として表に出る部分で差があっても、です。

化学系・化工系と機電系で人数が違うので目立ちにくいという話もありますが、人数に対するポストの割合としても機電系の方が有利に働くので昇進しやすいでしょう。

上のポストが空くから、やむを得ず早く昇進するという可能性もあります。

ハードルが低い

機電系エンジニアの仕事は、化学系・化工系に比べて確実にハードルが低いです。

化学系・化工系では自分で手を動かす部分が機電系よりはるかに多いです、

機電系が設備を設計・保全するという時に、ある程度の思考を持ったうえで他人に依頼するという構成は化学系・化工系と同じ部分があるでしょう。しかし、頻度や求められる質がやはり低めだと思います。

化工系ではHAZOPやフローチャートを全部作っている人たちは、正直凄いと思います。

これに比べればフローシートからP&IDを作ったり、機器図面をチェックすることは遥かに楽だと思います。(向き不向きはあるでしょうが・・・)

多少仕事の質を落としても、得られる結果が変わらないから、手を抜くことも一応可能です。

何かと重宝される

機電系は何かと重宝されます。

同じ世代や上の世代から、

○○さん、仕事頑張っているね~

と声を掛けられやすいです。

あまり言われ過ぎると、お世辞に聞こえなくもないですが、何も声を掛けられないよりは、健全だと思います。

気を使われていると言っても良いでしょう。

下手に刺激して辞められると会社にとって痛手ということを、化学系・化工系の人が理解しているからです。

機電系の会社に就職していたら、ここまでのことはなかったと思います。

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最後に

化学プラントの機電系エンジニアは競争相手が少ないです。

特に私の氷河期世代は人数が少なく、化学プラント自体が不人気、会社内でも僻地に居たらさらに有利です。

競争相手が少ないことで、昇進しやすかったり、仕事のハードルが低かったり、何かにつけて重宝されます。

機電系の会社なら、もっと努力しないと同じような結果が得られなかったかも。

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