【ゼネコン・バラコン】化学工場の設計調達建設の発注区分

工場プロジェクト

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の設計調達建設について知ることができます。

設計調達建設の発注

化学工場では非常に多くのプロジェクトを行います。

ところが、化学工場は工場の生産を行う組織であり、工場を建設する組織ではありません。一般には。

そのため、工場建設に関する部分は外部会社に依頼しないといけません。

ここで、ゼネコン・バラコンという概念が出てきます。

私のように化学工場のエンジニアにとっては、日常的に発生する問題です。

今回は、このゼネコン・バラコンの区分を紹介します。

工場建設においては、設計・調達・工事という3つに分類することが普通です。

これをEPC(Engineering,Procurement,Construction)と呼びます。

ゼネコン・バラコンとEPCは切っても切れない関係です。

化学工場のゼネコン・バラコンの使い分け

ゼネコン

ゼネコンとはEPCを一括で発注すると考えて良いでしょう。

簡単に言うと丸投げ

ゼネコンが機能するには、いくつかの条件があります。

規模が大きい

化学工場では構内に協力会社を抱えることが普通です。

メンテナンス部隊です。

このメンテナンス部隊は、一定の規模の増改築工事も請け負える体力があります。

バラコンの場合は、このメンテナンス部隊が対応する場合もあります。

地域での作業員の確保のしやすさとも大きな関連があります。

ゼネコンの競争相手は、このメンテナンス部隊です。

メンテナンス部隊には、作業場・宿泊場所・移動手段などの費用を考える必要がない分、ゼネコンよりも有利です。

ここに打ち勝つには、規模で勝負するしかありません。

プロセスが一般的

EPCでもEが難しいのが普通です。

Eをゼネコンに任せられるかどうかは、プラントの形態によります。

というよりもペトロケミカルしか対応できないのでは?

ペトロケミカルのようにプロセスが一般的で、設備や配管の系統も一般的であれば、過去の知見を活かすことは可能です。

ところが、ペトロケミカルとバッチケミカルは大きな違いがあります。

ペトロの経験があるから、バッチでも対応できる!

という自惚れたゼネコンが多いので、バッチプラントでゼネコンを採用するとお互いに苦労します。

バラコン

バラコンはゼネコンの逆です。

丸投げをせずに、EPCのうち一部を自社で行います

Eだけを自社EとPを自社、というような区分です。

私の所属する会社はEとPを自社で行うパターンです。

このEであるエンジニアリングを担当しているのが私です。

バラコンが機能するには、いくつかの条件があります。

設計部隊が整っている

エンジニアリング部隊がしっかりしていると、Eを自社で担うことができます。

エンジニアの質が良くないと、外出しした方が良いのでは?

という誘い文句が出てきます。

社内リストラとなりやすい構図です。

化学工場の設備エンジニアが抱える不安要素でしょう。

研究者が辛いというのとは、別の視点で設備エンジニアも辛いです。

調達部の力が強い

EPCのPを自社が担えるためには、それなりの規模の会社である必要があります。

設備メーカーは会社によって、値引額を変えます。

倍半分違うこともあります。

大手の会社であれば、自社でPを担当する方が好ましいでしょう。

投資金額に直接関わります。

Pだけ自社で行うというのはレアケースですので、

Pが自社である限りEも自社というケースの方が確率は高いでしょう。

Eが社内リストラにならない最後の頼みの綱がP、というのも情けないですが ^ ^

私はバラコンが圧倒的

私はゼネコンでの仕事をしたことがありません。

社内では10年に1度くらいのペースで仕事があるようですが、

私は一度も関わったことがありません。

ゼネコンと仕事をする人は、一様に辛そうに見えます。

10年に1度のゼネコン仕事に2回関われなかった段階で、ゼネコンとの関りが20年途絶えます。

会社生活30~40年のうち、ゼネコンと関わるのは1~2回

そのゼネコンと仕事をしたことで得られた知見が、今後活かされる機会が多くはないので、

ゼネコンと仕事をすることに対するメリットを感じません。

修行の場とか、耐えしのぐ場というか、罰ゲーム的な要素の方が強く感じます。

最後に

ゼネコン・バラコン問題は建設エンジニアリングのいろいろな場面で発現します。

この問題は今後も取り上げていきたいと思います。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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