化学設備”メーカー”PRを受けたエンジニアがその場の空気を持たせるために有効な5つの質問

メーカーPR化学設備メーカー

設備”メーカー”のPRを受ける機電系エンジニアの地味な悩みとして、何を質問していいかわからないということがあります。

PRを受けて質問がないか聞かれても何も質問が思いつかず、無言の空間が流れるなんてことも。

技術の進歩が少ない「変わらない化学工場の設備系」なら、ある程度の技術をマスターしていれば質問することすらないかもしれません。

また、これ系のPRか・・・なんてうんざりすることもあります。

例えば設備保全・診断系が良い例ですね。

こういうPRを受けたときに、その場を盛り上げるためにできる質問方法をまとめてみました。

そんなPRなんて、受けるだけ時間の無駄!と割り切れる人にとっては無用の知識でしょう・・・。

職務質問のイラスト(冷静)

ターゲットを聞く

メーカーのPRを聞いていてよく思うことですが、「ターゲットが良く分かりません。」

メーカーができることを杓子定規に述べることが多く、それを我慢して聞くだけのPR会になりがちです。

だからこそ、思い切って聞いてみましょう。

その製品はどの業界をターゲットにしていますか?

化学系の場合、連続プラントを最初にターゲットにするのが普通です。

特に設備診断系はほぼ連続プラントが対象です。

もしくはとても曖昧な答え方をするでしょう。

「これからバッチ系にも展開していこうと思います」というような感じで。

連続プラント系で技術が確立されていたとしてもバッチ系では使えない、ということはよくあります。

連続とバッチの違いを意識して、バッチでも使えるものかどうかを聞くと良いでしょう。

バッチ系をターゲットにしていない場合は、ここを最初に指摘すると、打ち合わせが即終了する危険性すらあります。

バッチ系のエンジにとっては諸刃の剣的な質問です。

連続ではなくバッチ系をターゲットにしている場合、バッチ系のエンジニアにとってはチャンスです。

バッチと連続の違いを意識した製品であるはずなので、学習機会はいっぱいあるはずです。

ここで質問を思いつかないという場合、自部門の設備の技術や課題を認識していない初心者の段階になるので、この系統の質問はあきらめる方が良いかもしれません。

他社の実績を聞く

その設備がどこの業界に使われているか聞くと良いでしょう。

連続系なら石油化学以外にも電力などインフラ系にも共通して使えるものがあるかもしれません。

バッチ系なら半導体・医薬・農薬などがターゲットになるでしょう。

他社の実績を何度も聞いてみて同じような業界の単語が出てきたら、その業界を勉強するきっかけになるでしょう。

バッチ系では設備に関係する話として、半導体・医薬がプラント建設の話題でもちきりです。

半導体ならPTFE系も話題になります。

自部門がどの業界にあるのかを冷静に見つめ、他業界との違いを少し意識するだけで良いです。

できれば、その業界のどんな用途に使っているかを聞けると良いでしょう。

競合他社との違いを聞く

その設備の競合他社を思い切って聞いてみると良いです。

御社の設備の売りは何ですか?」と。

これを複数のメーカーに聞いて、特性を理解しましょう。

既存の設備の使用実績と劣化傾向を知るようになると、特性の違いに着目したくなるはずです。

故障がよく起こる設備があって、メーカーに相談したときに特性の違いで寿命を延ばすことが可能だというコメントをもらえることがあるかも知れません。

この質問は初心者の方がしやすいです。

とはいえ、ベテランになっても使える質問なので、困ったときに最初にする質問でもいいかもしれませんね。

とりあえず防爆

化学工場での鉄板の質問です。

「これって防爆にできますか?」

設備診断系の6~8割はアウトになります。

それで、防爆って困りますよね・・・的な雑談に持っていくという流れです。

防爆に関して知見がある会社なら、思わぬ情報が得られるかもしれません。

防爆に関するPRがなければ、とりあえず聞いてみるという鉄板ネタです。

初心者でも使いやすい質問ですね。

最近の流行にとにかく結びつける

質問に困ったときの最後の手段は、とにかく流行に結び付けること。

2022年5月現在ではこの辺りと関連付けると良いでしょう。

設備系の流行
  • 長納期
  • 価格高騰
  • 少子高齢化
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)
  • CN(カーボンニュートラル)

納期の話は特におすすめです。

「最近、納期が延びていますが、この設備は今のところどれくらいの納期の見込みですか?」

こんな感じで聞くだけで結構話を持たせることもできるでしょう。

関連して価格の高騰少子高齢化とも結びつけれます。

納期が輸送ネックなのか工場稼働ネックなのかで分かれるからですね。

少子高齢化の影響が出て納期が遅れるという話がようやく増えてきて、悲しい気分になってきます。

DXも最近では聞きやすいテーマです。

でも「とりあえず聞く」というくらいの気分で良いと思います。

自社に使えるようなシステムでないことが多いからです。

個別最適化されたシステムを販売するケースが多く、導入してもメリットが得にくいでしょう。

アフターメンテナンスも含めて一度買ったら長い期間対応することを前提としているシステムであれば、何時使えなくなるか不安になります。

そんなシステムに頼るわけにはいきませんからね・・・。

CNはまだまだこれからといったところでしょう。

どの質問も世間の流行をちょっと知っているだけで、十分に質問として成立します。

日頃忙しくて世間の流れを知る余裕がないといっても、多少は勉強したいですね。

最後に

化学工場向け設備メーカーからPRを受けたときに、有用な質問を5つ紹介しました。

ターゲットを聞く・他社への実績を聞く・同業他社との違いを聞く・とりあえず防爆かどうか聞く・最新の流行に結び付ける

設備メーカーのPRは勉強の機会です。

質問の仕方で学習速度は変わりますので、細かい技術的な話だけでなく広い目線で質問できるようになりたいですね。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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