機械設計

化学機械

粉体の自動ハンドリング装置が使いにくい理由

粉体を扱う作業は、3K作業の代表です。化学プラントのように自動化が可能な工場でも、粉体を扱う部分は特に負荷が高い仕事になり、敬遠される方向にあります。現在多くのプラントで粉体取り扱いの自動化を検討しています。ところが、これがなかなか上手くい...
化学機械

カスケードポンプで液体を小流量で送る方法

10L/min程度の小流量で固定してポンプで流したい。100L/min程度で流すことが多い化学プラントで、たまにこういう問題に出会います。小流量を流すだけなら、確実なのはヘッド送液で流量調整弁により調整すること。これをポンプでせざるを得ない...
化学機械

ステンレスのマグネットポンプは使わない

ステンレスのマグネットポンプについて語ります。シールレスポンプの典型パターンとして、ステンレスのキャンドポンプとフッ素樹脂のマグネットポンプが有名です。この2パターンで基本部分はカバーできていますが、ステンレスのマグネットポンプという中間的...
化学工学

熱交換器の伝熱面積だけを変えるときの計算方法

熱交換器の計算に関する記事です。化学工場のプロセス計算を、専門ソフトウェアは使わずとも簡易的に少し細かく計算したいというニーズは、機電系エンジニアリングの段階で少しあります。昔は、プロセスエンジニアリングでも多用していた方法ですが、今はかな...
化学工学

熱交換器の伝面計算だけを変えるときの考え方

実務の熱交換器の伝面計算では、練習問題にあるような標準的な計算をすることはあまり多くはありません。目標である温度範囲に結構な幅があったり、成り行きであったりします。こういう中で、ある程度の仮定を置いて熱計算を置いて設計しても、余裕率という考...
化学機械

ポンプに固形分を持ち込んでも故障させない工夫

バッチプラントでは、固形分を含んだ液を送る機会が多いです。新しくライン設計する機会が減った今、一から設計するとミスをしがちなのが、固形分対策のポンプラインです。既存プラントなどを参考にするのですが、標準化されてなくてちょっと変な物をそのまま...
化学機械

カートリッジフィルタ・ハウジングを長く使うための設計

カートリッジフィルタは、化学プラントでよく使う設備です。ハウジングも含めてそれなりに設計する要素はありますが、メーカー任せになってしまう部分もあり、設計思想が残しにくいことが1つの課題です。多くの場所で使うフィルタだからこそ、機種の統一化・...
化学機械

フィルター・ハウジング設備購入はここが困る

化学プロセスではフィルターをかなり使用します。異物を取り除き製品品質を保証するため、設備故障を防ぐため。設備構造としては単純ですが、運転の重要度は高いです。金額も安い物が多いですが、購入する機械系エンジニアならではの悩みごとをまとめました。...
化学工学

撹拌槽ジャケット下鏡の伝熱計算の考え方

撹拌槽の伝熱計算をするときに、熱交換器ハンドブックなどで計算をしていくとこの疑問を抱きます。「下鏡の計算ってどうやるのだろう・・・」この答えを私は誰からも教えてもらったことがありません。設備導入段階での詳細の計算が不要な世界なので、気にする...
化学機械

機械装置の位置決めに必要なこと||化学機械の場合

化学機械の位置決め(positioning)の話をします。化学プラントの機械設備でこういう動く部品の位置決めが話題になることは、ほとんどありません。はさまれ巻き込まれを防ぐための、安全装置で登場する場合があるでしょう。化学機械には制御という...