建設

計装設計

流量計の直管長を確保するために配管設計で注意すること

流量計の直管長を確保するためには、配管設計の前のP&ID設計が重要です。配管図を作成する時にP&IDが基本資料になるからです。これができていたら、直管長は自ずと確保されます。もし直管長が確保されていない場合、強引にループを作ったり、計器の種類を変えたり、あえて確保しなかったりと、いくつかの選択肢が残されています。
電気設計

モーターの端子箱にケーブル繋がらない問題

モーター端子箱にケーブルが届かないという問題は、設備更新で起こりえます。端子箱の向きが変わらないように図面・現場を見たり電気エンジニアに確認しましょう。ケーブルの余裕があればこういう気配りは不要になるので、建設時に考えていても良いかもしれません。
配管

化学プラントで異径フランジを使いこなすコツ

異径フランジを使いこなすには、取替を前提としたフランジ接続にして、下向き流れで圧損が無い場所を選び、ステンレス配管に限定して使用するのが賢明です。箇所が少ないように思えますが、ステンレス配管のニーズは高いので、それなりに登場します。異径レデューサで面間の問題がある時には、積極的に異径フランジを使用しましょう。
配管

スパイラルダクトを適切に使うための注意点

スパイラルダクトは化学プラントでも使用されます。空気を送る目的で使えるのですが、意外と使いにくいです。金額が同程度・耐圧が弱い・設計が不自由という欠点があるので、突発工事に強いというメリットしか私は価値を見いだせていません。積極的に使っても良いですが、長所短所はしっかり把握してから採用しましょう。
土建設計

化学プラントの床工事を長期的に削減するコツ

化学プラントの床工事を削減するためには、いくつかのコツがあります。ビスを止めたり、根太で補強したりして、下の階に足場を付けないことが基本的な考え方です。柱を予め出しておいたり、吊り耳を付けたりという、細かな配慮も効果的です。後々のことを考えて、建設時からしっかりしたいですね。
土建設計

プラント工事のコスト削減は土建から

化学プラント工事のコスト削減は土建から考えましょう。床の取外し枚数をターゲットに、設備の取外しのコストを粗く見積する時の考え方を示しました。結果的に上から取り出す方が安いというケースが多いですが、床を基準に考えると比較の軸ができあがるでしょう。
配管

化学プラントで使うフレキシブルチューブ:接続方式と材質選定のポイント

化学プラントの配管設計に欠かせないフレキシブルチューブの材質と接続方式の選び方を解説。SUS304/316LやPTFEチューブの特徴や、ネジ込み・フランジ・サニタリ接続など代表的な接続方法のポイントをわかりやすく紹介します。
配管

化学プラントでのゴムホースとフレキシブルチューブの安全な使い分け方

化学プラントでのゴムホースとフレキシブルチューブの違いを解説。安全に使い分けるためのポイントや選定基準をわかりやすく紹介します。
配管

なぜガスラインだけは配管材質を上げるべきなのか?設計者の心得

化学プラントのガスラインでは、液体用配管よりも材質を上げるべき理由と選定方法を設計者視点で解説。SGPからSGPW・STPGへの昇格判断を具体例とともに紹介します。
プロジェクト

バッチ系化学プラントの建設設計だけを考えていると後々困ること

バッチ系化学プラントの建設設計だけを考えると、設備の標準化ができなかったり、1プラントの将来性だけを考えたり、設備の交換ルートを考えなかったり、他プラントのトラブルが反映されなかったりします。情報の蓄積とアピールが大事ですね。