【真っ赤なウソ】化学工場の調達部は予算と納期を管理していない

金 予算 見積調達部

NEONEEETです。

予算を越えているからネゴよろしく!

調達部に対する皮肉ですね

でも、調達部がコントロールできる範囲って限られていますよね。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の設備調達部について知ることができます。

調達部は外部メーカーとの窓口

調達部というのは、言葉どおり何かを調達する部門のことです。

化学工場の場合、原料と資器材に大きく分かれます。

いずれも外部メーカーとのやり取りを直接行う部門です。

ある意味で、化学メーカーの窓口です。

一般的な製造業では原料の調達の方がメジャーですが、

化学工場の場合は設備の増改築が山のようにありますので、資器材のウェイトが相対的に高いです。

その調達部は、物を調達するという仕事を行う以上、

「予算」「納期」

について責任を持ちます。管理をします。

形式的には。

今回は、化学工場の調達部が予算と納期に対する管理が形式的になる背景を紹介します。

化学工場の調達部が予算と納期を管理できない背景

化学工場の調達部が予算と納期を管理できない背景を紹介します。

人数が少ない

調達部というのは人数が非常に少ないです。

私が働く会社でも、

機電系エンジニア:調達部 = 10:1

くらいの関係にあります。

調達部の仕事は私もあまり把握していませんが、同じ契約書類を使いまわししているはずです。

違うのは、仕様・予算・納期の部分。

これらの大半を調達部は決める権限がありません。

これらは基本的にエンジニアから提示されます

そうすると、調達部はエンジニアから出された資料を

右から左に流す

というのが基本的な仕事になります。

人数が少ないから、機械的な仕事に注力しているのか

機械的な仕事をしているから、人数が少ないのか

鶏が先か卵が先かの議論が起こります。

いずれにしろ、人数が少ない調達部がエンジニアから提示される全案件をコントロールできるはずがありません。

それでも窓口なので、責任感だけは持たないといけないのが、調達部の辛いところ。

予算は設備エンジニアが決める

調達部は金を管理する責任があります。

というのも発注金額を決めるのが調達部だから。

そうは言いつつも、予算はエンジニアが決めます。

実態は、設備メーカーから見積もりを取り、そこに多少の上乗せをしたものが予算になります。

エンジニアも設備メーカーに予算取りを丸投げしています。

設備エンジニアはプロジェクトごとの予算管理を行います。

ここで、調達部が発注した各案件が予算を越えている・越えていないという管理を設備エンジニアは行います。

調達部が管理するのは、

「設備エンジニアが提示した額よりいくら安くできたか?」

ここだけです。

設備エンジニアが提示した仕様や数量を見て、過去の実績や設備メーカーが提示した実情を比較して、

妥当かどうかを判断します。そして、

最終ネゴでどれだけ金額を下げたか。

ここが調達部の最大の成果となります。

プロジェクトのことなど知ったことがありません。知る余裕すらありません。

というのが実態。

プロジェクト全体で予算を超過するかどうかなど、調達部としてはどうでも良く

個別の案件に注力しています。

この辺が、設備エンジニアと話がかみ合わない部分です。

納期はメーカーの言いなり

調達部は納期の管理も仕事です。

契約が完了して、支払いをすることが調達部の仕事だからです。

とはいえ、調達部が納期の管理をするのは限界があります。

  • 設備メーカーの山積み状況を数字でしか判断できない
  • 契約→設計→製作のプロセスを把握できない
  • 立会検査→納入のプロセスを把握できない

人数が少ない調達部が、100以上の取引先と10000近い案件の取引を下として

各案件の進捗状況を把握できるわけがありません。

ましてや、設備投資案件は序盤の設計や終盤の検査という、エンジニアにしか分からないプロセスがあります。

これはどこまで進んでいて何が課題であるか、を調達部が理解するのは不可能です。

結果として調達部ができることは、

定期的に各メーカーに進捗管理表を書かせること

これくらいでしょう。

進捗管理表で書いてある内容尾メーカーに問い合わせても、

メーカーにノラリクラリ言い訳をされてオシマイです。

というのも、メーカーの実情をお把握する余裕はありませんからね。

その割にメーカーに強く言い過ぎると「下請けいじめ」。

それなら戦力をもっと投入したり、業務プロセスを改善して欲しい。

そういう風に調達部は考えます。

最後に

化学工場の調達部が予算と納期を管理できない背景を紹介しました。

人数が少ない。予算は設備エンジニア、納期は設備メーカーの言いなり。

調達部は立場的には板挟みになっています。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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