insulation

化学工学

最適保温厚みの計算の現場への応用

最適保温厚みの計算を現場に応用するために、保温単価と熱量単価のパラメータを少し変えてみました。保温単価<熱量単価であると最適保温厚みが算出されます。逆だと保温厚みが小さいほど有利という結果になります。最適計算に縛られずに、運転条件の振れを考慮して、余裕を持った設計をしたいですね。
配管

シュー|保温付き配管の支持部品

保温付き配管シュー(pipe shoe)に関して、説明します。シューはプラント配管ポケットブックにも載っている、配管サポートの一種です。サポートは種類がいっぱいあって、どれを使えばいいか良く分からない(というかどれでも同じ)と思えてしまいま...
工事

断熱保温の表面積計算は意外と適当でOK

化学装置に断熱施工する場合、数量の見積として表面積計算(insulation surface)の実際を解説します。断熱の数量は厚み×表面積で決まります。工事の積算など金額に関する話になるので、表面積はしっかり計算しないといけない。こんな風に...
工事

JIS A 9501|最適保温厚みを計算しました

JIS A 9501 保温保冷工事施工標準の計算表を使って、最適保温厚み(Insulation thickness)を試しに計算してみました。保温厚みの計算をして自社に最適な設計をしている会社は、おそらく相当少ないと思います。JISの基準通...
配管

断熱保温の寿命は工事設計で結局決まる 

断熱保温(thermal insulation)を付けた設備をメンテナンスするうえで最大の問題は、中が見えないということ。点検ができないまま腐食が進行していき、いつ交換するか気にする暇もなく気が付いたときには漏れていた。こういう問題が現実に...
配管

トレースとジャケットの比較|配管の温度調整

化学プラントの配管に施工する温度調整の方法としての、トレース(trace)とジャケットについて解説します。配管を一定の温度に保つことは、プロセスを安定に運転するうえで不可欠です。保温性能を求められるわりに、現場施工の性質が強いので、設計面で...
配管

断熱の保温と保冷を使い分けてエネルギー有効活用

断熱(insulation)のスペックの使い分けを解説します。化学プラントでは、常温である大気の温度とは違う温度でプロセスを取り扱うことが多いです。特にバッチ系化学プラントでは、日々のバッチで温度制御をかけるので系内の温度を一定に保つための...