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働き方

職場の雰囲気はこんな背景で変わります|化学プラントの場合

職場の雰囲気 働き方
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会社の職場の雰囲気について、時が経つにつれてどんどん変わっていきます。

こういう話題で真っ先に思いつくのが、リーダーである管理職のマネジメントの問題。

もちろん管理職の影響はありますが、それ以外にも色々な要因があります。

職場の雰囲気について管理職の人はかなり気を使っていますが、自分で出来ること以外にも要因があることに気が付けば、自分を追い詰めることが少なくなっていくと思います。

管理職として職場に対する諦めに繋がるかもしれませんが、変な方向にいくよりはマシでしょう。

化学プラントの工場内の話なので、営業・販売などで見られる個人間の競争はありません。協力して仕事を進めることが前提にあるはずの職場を考えています。

人の入れ替わり

人の入れ替わりは雰囲気を変える最大の要因です。

  • 管理職が異動などで変わる
  • 年齢・経験年数などのバランスが変わる

管理職だけが雰囲気を変える要因にはなりません。他のメンバーも同じく要因となります。

管理職は職場の雰囲気を変える要因として大きく、その責任も問われやすいですね。

年齢・経験のバランス

管理職以外のメンバーも職場の雰囲気を変えます。

例えば、年齢層がとてもいびつな職場。

50~60歳の年配の方が多い職場や、20歳~30歳だらけの職場のどちらも、見た目の雰囲気は良くなりがちです。

というのも雑談が多いから。

その瞬間はとてもいいでしょう。

ところが、これは長続きしません。

年配の人が多くても、5年も経てばリタイアする人がでてくるでしょう。

徐々に年配の割合が少なくなってくると、意見を言う人が少なくなって雑談も少なくなります。

ここに若手を急激に入れて補充しようとしても、世代差が大きすぎて会話が合いません。

年配の人が完全にいなくなって若手だけになったとき、2パターンに分かれます。

雑談がとても増えるパターン増えないパターン

前者の雑談が多い部署は、職場の仕事内容が割と単純な場合に多いです。

化学プラントの場合だと事務系

数年そこに居れば、仕事内容はほぼ分かり自分の意見を言えるようになります。

年齢層が偏っている職場でも、戦力化が簡単な職場だと雰囲気が悪くなる要素は相対的に少ないです。

後者の雑談が増えない部署は、相対的に仕事が難しい技術系に多いです。

スキルの習得に時間が掛かり、自分の意見を言うまでに時間が掛かります。

こういう職場だと、意見を言う人と無言の人の差が自然と出来上がるでしょう。

仕事の難しさが背景にあるので、雰囲気を変えるには相当の努力が必要で、個人レベルではかなり限界があります。

考え方の違う人が入る

年齢の話に近くなりますが、考え方の違う人が入ることでも、職場の雰囲気は徐々に変わります。

ドラマや漫画の世界であるような、新しい人が周りを変えていくという分かりやすい構図はほぼありません。

その職場に馴染めそうにない新しい人が入ってきても、自分の意見を出さずに一歩引いた状態を維持。

また新しい人が入ってきても、一歩引く。

こうして、職場から一歩引いたスタンスで仕事をする人が増えてくると、雰囲気は確実に変わります。

新しい人が入ってきて、凝り固まった考えが変わり良い方向に動くことを期待しがちですが、悪い方向に加速する可能性は十分にあります。

管理職の異動

管理職の異動は組織を変える要素の1つです。

リーダーが別の人に変わって、他のメンバーは同じというパターンです。

活発な良い雰囲気の職場が、悪い雰囲気に変わるという例がたまに見られますsが、それより圧倒的に多いのは現状維持

何も変わらない職場の方が遥かによく見られます。

というのも、メンバーが同じなので管理職がどれだけ手を打とうとも、メンバーの実力が急に変わるわけではないからです。

管理職の力量の差は、実はあまり関係なかったりします。

雰囲気が変わらない現状に対してもっと頑張らないといけないと、さらに管理職が努力しようとするのは、逆効果になりやすいでしょう。

事務所内の引っ越し

同じ事務所内でも、複数の建物に職場が分かれている場合があります。

この引っ越しは雰囲気を変える要素になります。

バラバラの職場を統合させようとしたら、こういうパターンになりやすいです。

  • 人事が近くにいて、話したいことが話せない
  • 偉い人が目の前にいて、雑談できない
  • プラントとの距離が遠くなって、移動が大変
  • 他部署に知られたくない職場の実態が、暴露されてしまう

意思疎通の速度が速くなることはメリットに上がりますがデメリットもあるので、移行段階では問題が起きやすいです。

引越しをする場合は、この辺りを慎重に考えないといけません。

逆に、ある特定の職場だけを別の場所に移すパターンは、雰囲気としては悪くはないです。

周りに邪魔されずに自由に仕事しやすくなるからですね。

その代わり、疎外感は強烈に感じるでしょう。

仕事量

仕事量の大小は、雰囲気を変える要素になります。

プラントの仕事なら大きな変化はないだろう、と思うかも知れませんよね。

プラント建設などの大きな仕事が入った時は、劇的に仕事量が増えます。

この時には、代わりに何を捨てるかをちゃんと判断しないといけません。

何もせずに仕事量が増えても残業が増えますし、残業をしないように伝えても、個人の努力で出来ることは限界があります。

そうすると、職場内で自然発生的に仕事全体が雑な処理になっていくでしょう。

仕事の取捨選択するなかで仕事の本質を考える良いチャンスになるはずなのに、時間がないから・面倒だから・・・と安易に仕事を捨ててしまいかねません。

一時的な変化なら良いのですが、こういうパターンでは仕事量が落ち着いたときにも、以前のような思考をすることなくより楽な方向に流れていきます。

参考

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最後に

化学プラントの職場が変わる理由をいくつか紹介しました。

管理職にだけ目が行きがちですが、メンバーの構成や考え方も大きな要素になります。

職場の建物位置や仕事量も大きな要素です。

管理職だけに責任があるわけではないので、過度に考えすぎないようにしましょう。

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