機械設計

化学機械

大型設備の台数制御化の検討で大事なこと

大型設備の台数制御化の検討で大事なことをまとめました。能力検証・メンテナンス体制・費用・設置場所の考えが大事です。リスクが下がる方向なので台数制御化はおススメですが、コストがアップするなど意外な可能性があります。検討する要素が多くチャレンジする価値は大いにあるでしょう。
化学工学

最適保温厚みの計算の現場への応用

最適保温厚みの計算を現場に応用するために、保温単価と熱量単価のパラメータを少し変えてみました。保温単価<熱量単価であると最適保温厚みが算出されます。逆だと保温厚みが小さいほど有利という結果になります。最適計算に縛られずに、運転条件の振れを考慮して、余裕を持った設計をしたいですね。
化学機械

ポンプの軸封で悩んだときはダブルメカニカルシール

ポンプの軸封で悩んだときはダブルメカニカルシールがおススメです。内容物の漏洩に強く、冷却液の選択肢が多く、メンテ費用が膨大に上がるわけではありません。シールレスポンプの方が安心感がありますが、一長一短あります。ダブルメカニカルシールは悪い選択肢ではないでしょう。
化学機械

タンク内液体を上部から手動でサンプリングするのは危険

化学反応などタンク内にある液体をサンプリングすることは、一般的に実施されています。サンプリングは例えば、マンホールを開けて手動で採取するイメージが多いですが、これは実はとても危険。危険物を扱っている場合には、静電気着火の可能性があります。タ...
化学機械

タンク内の液体を上部からサンプリングする方法

化学反応などタンク内にある液体をサンプリングすることは、一般的に実施されています。サンプリングは例えば、マンホールを開けて手動で採取するイメージが多いですが、これは実はとても危険。危険物を扱っている場合には、静電気着火の可能性があります。タ...
化学機械

タンク内の液を気体で押し上げるために必要な設備

タンク内の液体は、底バルブから抜き出すのが普通です。重力を使えるからですね。ところが、プラント内の液体ではそれが難しい場合があります。それが圧力容器。オートクレーブの類です。底バルブを付けてしまうと、液が漏れてしまうリスクが高くなるため、底...
化学工学

分液の視覚的イメージをざっくり解説

分液は化学プラントで非常によく行う操作です。プラント設計や機器設計でも分液を意識することはありますが、化学工学の比重を使った計算で終わってしまうことが多いです。実際に運転をしたり、トラブル時に考えようとしたり、類似設備がない状態で設計をしよ...
化学工学

【手動/自動】2回分液を行う時の装置構成例

分液を化学プラントで行う場合の装置構成は、結構複雑になります。1回分液でも設備数は増えてきますが、2回分液を実施するとなると結構大変。分液効率を重視するために仕方ないとはいえ、何とかできないものかと考えることはたまにあります。手動分液と自動...
化学機械

多管式熱交換器の横型と縦型の使い分け(凝縮コンデンサー)

多管式熱交換器を設計する時に、横と縦のどちら向きにするかということは課題の1つです。あまりにも基本的過ぎて、設計者でも類似設備と合わせてしまえばいいだろうと、考えなしに設計してしまいがちです。熱交換をする機械といっても、パターンは幾通りか考...
化学機械

タンクの強度を上げるための当て板を付ける場所

タンクに当て板をするという考えは、よく使います。特に補修では一般的ですが、新作段階で当て板を意図的に設置する場合があります。この考え方を解説します。当て板を付けなくても短期的には問題なくて、当て板を補修的に後日行うという考えはあり得ますが、...