機械設計

化学機械

ボールタップでかんたん液面制御

ボールタップ(ball tap)について解説します。 ボールタップというとトイレのアレを思い浮かべるでしょう。 立派な液面調整装置です。 古典的過ぎて液面制御というのは違うかも・・・と思うかもしれませんが、立派な制御です。 特に機械屋は制御...
化学機械

竪型キャンドポンプがスラリー液向けに使える理由

竪型キャンドポンプ(canned pump)について解説します。 このポンプは腐食性の高いスラリー液を扱いたい場合に、最後の手段的な視点で選ばれるシールレスポンプです。 スラリー液向けにはいろいろなポンプが考えられますが、腐食性の高さを考え...
化学機械

水素を使った危険反応を安全に行うための設備上の対策

水素(hydrogen)について解説します。 水素といえば水素自動車や水素電池でしょうか。 理科の実験で行った水の電気分解を思い出す人もいるでしょうね。 もちろん化学プラントでも使用します。 バッチ系化学プラントも例外ではありません。 設備...
化学機械

サイクロンを配管ライン中に設置する理由

サイクロン(Cyclone)について解説します。 熱帯性低気圧であったり、掃除機であったりと何かと有名になってきたサイクロン。 サイクロンは化学プラントなどの設備としても使います。 アナログな設備ですが、だからこそ効力は発揮するときは絶大で...
材料

フッ素樹脂ライニングとFRPの比較|耐酸性材料

FRPとフッ素樹脂ライニング(Fluororesin lining)の比較について解説します。 どちらも耐酸性の材質として有名です。 ほかにグラスライニングがありますが、ガラスでは使いにくい場所に対して次の候補として上がる材質がFRPとフッ...
化学工学

手動分液を実現するための化学プラント設備構成

分液(liquid separation)を化学プラントの設備で実現する方法を解説します。 タンク内にある2種類の液(例えば水と油)をそれぞれ分けるための方法です。 反応物の洗浄などの工程のために分液操作を行うことは、特にバッチ系の運転では...
化学機械

グラビティコンベアによるドラム缶搬送の設計例

グラビティコンベア(Gravity conveyor)について解説します。 工場で世間一般にもっとも使われているコンベアをイメージすると良いでしょうか。 とてもシンプルな構造です。 化学プラントでもドラム缶・フレキシブルコンテナなど様々な重...
化学工学

湿度の概念は建屋の空調設計に使います

湿度(humidity)について解説します。 天気予報でなじみがありますが、どういう意味なのかということ意外と知らないと思います。 熱中症の問題でも湿度が付いて回りますし、工場でも湿度と格闘している人もいると思います。 湿度は実は化学工学の...
化学機械

シールポットで危険物タンクを安全に扱うコツ

シールポット(Seal pot)は化学プラントでよく使う安全装置です。 構造も機能もシンプルで、信頼感があります。 危険物タンクのシール以外にも、水シールの原理はいろいろな目的で使えます。 シールポットの構造もいくつかのパターンが考えられ、...
材料

グラスライニングvsフッ素樹脂ライニング

グラスライニング(glass lining)とフッ素樹脂ライニングは化学プラントの高耐食性材料として多用します。 ところでこの2つをちゃんと使い分けしていますか? どちらでも大丈夫、という使い方をしていることが多いでしょう。 この2つの材料...