化学機械

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ポンプの吸込み側にフィルターを付けるのは怖い

ポンプの吸込み側にフィルターを設置する場合、キャビテーションや空運転の防止が必要です。 そもそもフィルターで捕まえなくても良いように、フィルターよりも手前で異物除去の対策ができないか考えましょう。 フィルターを設置する場合でも、洗浄作業性を上げるためにラインの設計は大事なことです。 建設時には問題なくても、後々で問題になることもあります。ポンプ周りはスペースを取っておきましょう。
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化学プラント向け粉体用乾燥機に求められる性質

化学プラント向けの粉体乾燥機に求められる性質をまとめました。 均一・低温加熱で運転制御できることは乾燥機一般に重要です。 化学プラントとしては、処理量の多さ・異物問題が少ない・メンテナンス費が安い・空気と触れないなど独自の要求事項もあります。 金額の高く、数も少ない設備なので、慎重に取り扱いましょう。
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平底タンクの底板が薄いとどうなるか?

タンクの底板が薄いとどうなるか?という思考を行いました。 内圧に対して膨らむので、タンク自身は上の伸びた形になります。 その結果、配管や周囲から漏れが起きることでしょう。 天板を補強しやすいから、底板が軽視されがちです。
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化学プラントのマテリアルハンドリング設備

マテリアルハンドリングは化学プラントでも大事です。 運搬・持ち上げの装置として、固体・液体の容器を対象とした装置がいっぱい開発されています。 他にはエアノッカーやサンプリング装置など、化学プラントならではのものも。 最初は手動の装置を作って使っていき、上手くいけば自動化していきたいですね。
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減速機とベルトの化学プラント設備での特徴比較

減速機とベルトは装置の速度を変えるために一般的な装置です。 化学プラントので減速機とベルトの両方を使います。減速機は減速比が大きいことがポイントで、ベルトはメンテナンス費の削減や設置スペースの最小化に繋がります。 プラントの思想と関連する重要な部品ですね。
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排ガス処理塔の設計の基本的な考え方

排ガス処理塔の設計の基本的な考え方を解説しました。 塔・貯槽・ポンプそれぞれ個別に考えないといけません。 ガスの処理量と液体の処理方法が決まらないと、設計ができません。 選択肢はいくつもありますので、どんどん絞り込むようにしていきましょう。
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プラント設備設計で不純物はどこまで真剣に見れば良いのか?

プラント設備設計で不純物は見ておかないといけません。 ただし、マテリアルバランスを取るというレベルではなく、ゼロかゼロでないか範囲があるかさえ分かれば良いと思います。 いろいろな条件の振れがあっても対応できるような設備にしておくこと。 どの条件まで考えるか、が大事になってきます。
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タンク底弁の設計で特に注意すべきこと

タンク底弁は自動弁にすることが多いです。 シリンダの向き次第で自動弁の取付位置が変わり、サポートの有無含めてノズル保護の問題が出てきます。 液溜まりを最小化するためにパッドフランジを使っても良いですが、全量漏れるというリスクを許容していることを忘れないように。危ないです。
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遠心分離機で回転速度を上げるとどうなるか?

遠心分離機の回転数を上げると濾過速度が上がり、異物除去もしやすくなりますが、異常振動を起こしやすくなります。 電力費やメンテナンス費も上がります。 それらの関係性の中で最適な回転数の設定をしましょう。
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水封式真空ポンプの封液は循環がおススメ?

水封式真空ポンプの封液は循環がおススメかもしれません。 排出量だけを考えると明らかに有利です。運転トラブルを起こす原因になりかねないので、ストレーナーのメンテナンスや状態監視が必要になります。 手間をかけて排出量を削減するという流れになるでしょう。