配管

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スパイラルダクトを適切に使うための注意点

スパイラルダクトは化学プラントでも使用されます。 空気を送る目的で使えるのですが、意外と使いにくいです。 金額が同程度・耐圧が弱い・設計が不自由という欠点があるので、突発工事に強いというメリットしか私は価値を見いだせていません。 積極的に使っても良いですが、長所短所はしっかり把握してから採用しましょう。
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フレキシブルチューブと配管の接続の使いわけの基本

フレキシブルチューブの継手はフランジ・ワンタッチ・ねじ込みの3つが基本です。 危険物など漏れを最小化したいときはフランジ、危険物でなく取り外し頻度が高い場合はワンタッチ、振動など折れが気になるときはねじ込みと使い分けています。 漏れや作業性に対するリスクをどうとるかで、どの継手を選ぶか変わります。 会社や工場によって結構変わると思います。
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ゴムホースとフレキシブルチューブを安全に使い分ける

ゴムホースとフレキシブルチューブは似たような用途に使えますが、使い分けはできます。 ゴムホースは耐圧性に不安があるので、水系で開放状態で使いましょう。 フレキシブルチューブは金属被覆を表呪としつつ、付け間違えが起きないように、口径や材質を選びましょう。 どちらも定期交換が必要です。
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ガスラインの材質選定を間違えると大事故に

化学プラントのガスラインの材質選定は、間違えると大きな問題になります。 静電気着火のリスクが高いので樹脂配管は止めた方が良いでしょう。 ついつい空気としてライン設計してしまいがちです。 金属配管でメンテナンスを重視するか、高価なライニング配管にするか。 運転や保全の思想と関わってきます。
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化学プラントの工事で起こりやすい品質トラブル

化学プラントの工事で起こりやすい品質トラブルをまとめました。 配管のトラブルが多く、ボルトナットが混入したりガスケットが間違っている問題が多いです。 逆勾配や中心がズレている配管は、チェックが難しいです。 錆の混入や部品の入れ忘れは頻度が少ないが大きな問題になりやすいです。
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【実践】タンク底の分液配管の弁と計器の組み合わせ例

タンク底の分液配管の弁と計器の組み合わせ例を解説しました。 覗き窓を通して液を送るだけではなくて、導電率計・密度計や流量計を付けたりします。 交換のためにバルブを付けると安心感が上がります。 洗浄は覗き窓を中心に上側と下側の2パターンがありますので、分けて考えましょう。
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今さら聞けないバイパス配管ラインの基本

バイパスラインの基本と、バッチ系化学プラントでの使い方を紹介しました。 ストレーナ・ポンプ・流量計などは使い方が結構難しいです。 逆止弁やスチームトラップは、運転上・保全上必要となります。 標準的にとりあえず付けていても良さそうですが、実際に使うかどうかは別問題ですね。
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切替ラインでP&IDが複雑になって管理が難しくなる理由

バッチ系化学プラントでは、切替生産が多いためP&IDがとても複雑になります。 1つ1つの生産で使うラインは少ないですが、生産が多いとラインが多くなります。 新たな生産品目を導入する改造工事を行う時には、既存品目と新規品目の両方が使えるように、P&ID上でのラインのチェックが必要です。
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配管フランジの設置位置と内部点検

配管フランジの設置位置は内部点検に直結します。 フランジを切り込むとよく言いますが、フランジをどこに設置するかで作業性が大きく変わります。 液やガスの配管ならあまり意識しなくても、スラリー配管なら意識はしておきましょう。 フランジに点検口の...
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破裂板と安全弁の組み合わせの典型例

破裂板も安全弁は化学プラントの反応器向けの安全装置として一般的です。 安全にかかわる装置だからいっぱい付けた方が安心だろう、と思うかも知れません。 しかし付け方を間違ってしまうと、かえって問題になることもあります。 安全装置だからシンプルに...