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体育会系学生が化学プラントのオペレータに採用されやすい3つの理由

体育会系 キャリア
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化学プラントのオペレータ向け就職について、体育会系学生(athletic student)が有利な理由を解説します。

オペレータに体育会系が必須というわけでもなければ、研究開発エンジニアリングなどでも体育会系は一定のニーズがあることも確かです。

ここにはいくつかの分かりやすい理由があります。

この記事には、体育会系に関する偏見が多分に含まれています。体育会系の全員が全員この内容に当てはまるとは思っていません。あくまでも、会社がこういう考えで選考する場合があるという一例だと思ってください。

体育でダンスを踊る生徒のイラスト

体育会系学生(athletic student)は結果が予想しやすい

体育会系の学生を企業が好む理由の1つに、その人を「予想」できる点があります。

もっと簡単に書くと、自分の昔ってこんな感じだったという回顧的なもの。

体育会系のイメージ
  • 筋肉がいっぱいついていて
  • 何か問題があっても気合と根性で乗り切り
  • 理論で言いくるめやすく
  • 学生時代の考え方をイメージしやすい

という企業にとっては制御しやすい学生の対象として、体育会系を見ています。

理屈抜きで動く

体育会系は理屈抜きで動くことが結構あります。

気合と根性で乗り切るという点が重宝されます。

良い意味では、火事などが起きた時にやるべきことを悩まず一直線に行います。

化学プラントでは極めて大事ですよね。

JTCでは理論的な運営よりも、今を乗り切るしかない!という場当たり的な生産計画があったりします。

ここでもやるしかないんだ!という主張を熱く語れば体育会系は動いてくれます。

会社にとっては、なにかと都合が良いです。

辞めてほしくない

企業としてはせっかく採用した人だから辞めてほしくないと思います。

これは当然ですよね。

そこで制御しやすい学生というのは企業にとっては都合が良いです。

こんな風に言えば納得してもらえる、というような論理構成を簡単に作れるので悩むことが少ないです。

ところが、体育会でない学生は変化が相対的に大きく扱いに困ります。

昔の非体育会系学生というと・・・

  • 麻雀やゲームばかりして授業をサボる
  • アルバイトばかりしている
  • 無口で何を考えているか分からない

こんなイメージが私の大学自体の「体育会系でない学生」の典型的なイメージだと思います。

でも今ではどうでしょうか?

  • Youtubeで稼いだり
  • 投資や副業を意識したり
  • JTCは興味がなくベンチャー系を志望する
  • 3K作業は嫌

こんな思考が年々目まぐるしく変わっていくイメージです。

もちろん体育会系学生でも変化はあるのですが、「分かりやすい」イメージが強すぎて小さな変化が無いように見えてしまいます。

企業にとっては、制御しやすい「分かりやすい」学生を選ぶ方がリスクが少なく、「何を考えているか分からない」学生はいつ退職するか分からないから避けたいと思うのは当然かもしれませんね。

もう一度書きますが、良い意味ではありません。

スポーツ種目を重視

複数のプラントを持つ工場なら、学生のスポーツ種目を聞く場合があります。

これは教育的効果を狙ってのこと。

Aプラントは野球経験者が多くBプラントはサッカー経験者が多いというように構成しておけば、先輩から新入社員に対して同じ目線で教育がしやすかったりします。

一方で、学生時代に先輩後輩の関係で人間関係が悪い方向に固まっていた、なんてリスクもありますが・・・。

大抵の場合は○○高校の大先輩!みたいな尊敬の対象として先輩が見られて、良い方向に作用するでしょう。

あまりにカチコチに固め過ぎてしますと、人材募集ができずにそのプラントのが衰退する要因となります。

体育会系学生(athletic student)は元気

体育会系学生は元気です。

まぁ当たり前と言えば当たり前。

元気が化学プラントでメリットでることも言うまでもないでしょうか。

元気な体育会系のメリット
  • 工場をとにかく動き回れる
  • 夜勤など交代勤務も気合で乗り切る
  • 配管切替・遮断板挿入・ドラム缶運搬など力仕事もできる

連続プラントよりもバッチプラントの方が体育会系のメリットが相対的にでます。

交代勤務の適正として体力が関係するからですね。

これはオペレータとしてはとても有利。

交代勤務をゼロにして全自動でコンピュータが監視・運転・調整をする未来は遠そうです。

交代勤務要因としてオペレータの需要はそうそう減らないでしょう。

だからこそ体力に有利な体育会系は有利です。

でも、60歳までオペレータとして勤めあげようとしたら、体力的にはボロが出ます。

大企業なら、40~50歳までの間にオペレータの交代勤務を免除させる方向に動くでしょう。

体力が落ちてきた場合でも、組合が強いJTCならすぐに辞めさせるということはなく、配置転換する方向だからあまり心配はいりません。

オペレータ経験者は現場を知る転換後も貴重な人材として重宝されます。

まだ若い20~30代でオペレータから事務班に転向する人は、大抵は訳アリです。そっとしておいた方が良いでしょう。

引継の意識が高い

体育会系のメリットとして引継の意識の強さがあります。

機電系エンジニアの引継は惨憺たるもの。

自分のことしか考えない人があまりにも多い。

でも体育会ってそうではありませんよね。

中学高校をイメージすれば良いでしょうが・・・

  • 1年目は先輩に教えてもらいながら組織に貢献する
  • 2年目は自分の考えで組織を動かす
  • 3年目は2年目に確実に引き継ぐ

こういうプロセスを何十年と繰り返している体育会系では、ちゃんとした流れが出来上がっています。

引継の意識がちゃんとしていれば、交代勤務で大事な引継もちゃんとされるでしょう。

仕掛かり中の重要な業務や確認事項も漏れなく引き継ぎます。

そこを疎かにしていると、現場で思わる事故を起こします。

その恐ろしさを知っている運転員ほど引継はしっかりします。

くどいようですが、機電系エンジニアには引継の意識はほとんどありません。苦労します。

なお、体育会系の3年間と同じように、管理職も3年ベースで考えるのが普通です。

  • 1年目は組織をよく観察して現状把握
  • 2年目は自分の考えで組織を動かす
  • 3年目は次の人に引き継ぐための準備期間

そっくりですね。

長い間、同じ職場で管理職をしていても良いことはあまりありません。

本人は成長の機会を削がれ、組織は不正を作ることが容易となります。

最後に

化学プラントのオペレータで体育会系が重宝される理由を解説しました。

分かりやすい学生が企業にとって好まれます。

元気で理屈無く動ける体育会は交代勤務や引継にも適性があって、重宝されます。

大企業なら体力低下も考慮してくれるのでおススメですね、

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