PR
キャリア

コミュ力なし・自発性なしでも採用!? プラントエンジニア就職の意外な実態

スポンサーリンク
プラントエンジニア多い キャリア
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements.

 近年、化学プラントのユーザー系エンジニア職に応募する人材が激減しています。
かつてはコミュニケーション能力や自発性、プラントへの強い興味などが求められていましたが、現在はまったく様子が違います。

 「自信がないから」「向いていない気がするから」と応募をためらっている人にとっては、まさに“穴場”とも言えるチャンスかもしれません。

 この記事では、今どんな人がプラントエンジニアとして採用されているのか?
そして、**採用側が重視している“意外なポイント”**について、現場経験をもとにお伝えします。

入社希望する人にとっては内定を得ることをハードルと考えてしまいますが、採用する側はそうでもないので、現実にはいろいろな人が入社しています。

私が居る工場は、僻地で人が集まりにくい場所にあります。募集を掛けても人がほとんど来ない状況です。アクセスしやすいコンビナート地域の工場だと、状況が違うかも知れませんので、参考意見程度に留めてもらえると幸いです。

新卒は機電系の大学を出ている

プラントエンジニアをする最低限のラインとして、機電系の大学卒業を設けている場合が多いです。

私の周りでは新入社員はこのボーダーを設けています。

院卒が理想ですが、そうも言ってられないので大卒、という感覚です。(多分、古いですね)

工場近隣県の国立大学が最有力候補で、相当の私立公立大学も視野に入っています。

化学会社では高学歴の化学系卒業者が多いので、彼らと釣り合いが取れる学歴でないと、どうしても気おくれしてしまうようです。

実際に、多くの機電系エンジニアに当てはまっています。

中途採用なら、この辺りの縛りはほぼありません。

高卒・高専卒の人もいっぱい居ます。

地元が工場に近い人が長続きする

その工場の近隣県の人が多いのは確かです。

採用後の配属で考慮されている感じがします。(私は全く考慮されていないキャリアですが)

これは、新卒でも中途でも同じ。

もちろん、遠方から来ている人もいますが、相対的には少ないです。

地元志向が強くなっていて、会社もそれに合わせるように、条件として高めに設定しています。

「機電系出身で近隣地域」

感覚的には、これだけで採用しているのでは?と思うくらいです。

無口

プラントエンジニアとして入社した人の大半が無口です。

学校のクラスでもほとんど話をしないタイプの人が、結構入社しています。

コミュニケーションが取りにくいですけどね・・・。

図面を読んだり書いたりできれば済む仕事というわけではなく、その内容を翻訳して言語として伝えるのは、プラントエンジニアの立派な仕事。

それが苦手な人は、一昔前なら超有名大学でも不採用となっていました。

今ではそうも言ってられないという状況です。

就職関係の情報で、コミュニケーション力が大事と言われています。確かにその通り。

でも、「コミュニケーション力に自信がないから、採用もされないだろうと思って、応募しない」というのは、もったいないと思います。

自分から動かない

無口と近いイメージですが、自分から動かない人がとても多いです。

これはプロセスエンジニアにも当てはまりますが、機電系エンジニアはもっと動かない人が多いイメージ。

研究とか実験の人はもっと積極的なのですけど、なぜでしょうね。

  • 言われたことだけ最低限取り組む
  • 言われたことを期限内に実施せず、上司に催促されて取り組む

分からないことだらけでも、自分から動いて情報を集める人は、工場ではとても重宝されます。

その実績をアピールすると、内定を得やすいでしょう。

それくらい、自分で動かない人が多いです。

研究活動でこの辺りを自然を身に付けているはずなのに、そうでもない人は確実に居ます。

指導してもらえる人とマンツーマンで取り組んで、言われたことだけを対応してきたのでしょうか。

それでも採用はされます。

長続きするかどうかは人に寄ります。

新入社員の場合、30歳~35歳くらいが判断ラインとなっていそうです。

諦めて別の会社に転職するか、そのまま居続けるか。

そのまま居続けて、窓際っぽい仕事の仕方をしている人の方が、多い気がします。

「自分から動くという積極性はないけど、給料が高い」というのが化学工場の機電系の特徴だと思います。意外と穴場だと思いますけどね・・・。

プラントに興味があるわけではない

機電系エンジニアはプラント建設に興味があるべきだ、プラントの知識を持って入社すべきだ。

こういう風に思って就職活動をしている人が居るかも知れませんね。

ここに関しては、完全にNO。

プラントのことなんて全く知らなくても、問題はありません。

というより入社したときに、化学や化学工学のことを知らない人の方が普通です。

純粋に機電系のバックグラウンドが何かしらあれば、OK。

プラントエンジニアリングに興味があれば、採用されやすいのは間違いないです。

そこまで意識をちゃんと持っているなら、プラントエンジニアリング会社の方が良いと思うかも知れませんね。

チャレンジに意欲的か、勤務場所を選ばないか、など考え方による差が出てくるでしょうね。

関連記事

最後に

現在、プラントエンジニアの採用は大きく変化しています。

✅ プラントの知識がなくてもOK
✅ 積極的でなくても採用される
✅ 応募者が少ないため、競争がゆるい
✅ 地元志向&安定志向の人にぴったり

「自分には無理だろう」と感じている人ほど、意外とすんなり採用されるのが今の現実です。

特に、機電系出身で地元志向のある方にとっては、高収入・低残業という“穴場”の仕事になり得ます。

採用をためらう前に、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。

化学プラントの設計・保全・運転などの悩みや疑問・質問などご自由にコメント欄に投稿してください。(コメント欄はこの記事の最下部です。)
*いただいたコメント全て拝見し、真剣に回答させていただきます。

ブロトピ:今日のブログ更新

コメント