【発見】マテハン作業には高い作業場が必要

工場配管

NEONEEETです。

化学工場のマテハン作業設計って難しいですね

はい。とても難しいです。

作業を実際に見る機会が少ないですし

自分で作業できるわけでもない

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場のマテハン作業で必要な要素を知ることができます。

マテハン作業は自動化の傾向

マテハン作業は自動化していく傾向にあります。

マテハン作業とはマテリアルハンドリング作業のことです。

化学工場では、原料の仕込み・サンプリング・製品や廃棄物の充填などの人の作業のことをマテハンと言います。

こういう作業は、昔はほぼ手動でした。

十分な設備がない中で、屈強な男性が行う作業でした。

そもそも100年くらい前の化学工場では、すべて手動仕込みでした。

力がないと仕事になりません。

特にバッチプラントでは、粉体仕込みという力作業が多いです。

一方、現在では男性でも力持ちが少なくなり、女性の作業者も増えています。

現在のトレンドとして、マテハン作業の自動化は避けられません。

というより、積極的に投資しないといけない分野です。

マテハン作業の自動化には高さが必要

マテハン作業の自動化には建屋の高さが必要です。

マテハン作業で大変なのが、重量物の吊り上げ

吊り上げるための機械を天井に設置しつつ、

人が移動したり、原料を持ち上げたりするための作業空間が必要。

この辺を考慮すると、最低でも5m程度の作業空間が必要と言われます。

「5m程度の建屋高さ」ではありません。

化学プラントのように配管やラックが張り巡らされている場所では、

建屋高さ ≠ 作業空間

となります。

この当たり前の現実を、見て見ぬふりをするエンジニアや管理者が多いです。

いざ、マテハンメーカーを呼んでみると一発で分かります。

彼らが現場を見る前後でのリアクション。

現場を見る前は、受注する気マンマンの営業担当者も

現場を見た後は、

絶句・・・!

その後はいくら問い合わせても、無視されます。

TPMなどで作業場を改善しました!と言えるのは極めて限定的であることを、よく考えれば分かる話です。

化学プラントのTPM例が少ないことを考えれば分かる話です。

化学プラントのマテハン作業をなかなか解決できない理由が、作業空間が狭いことにあります。

配管が張り巡らされていることが原因です。

根が深い問題です。

マテハン作業設計はプラント設計に直結する

マテハン作業を自動化するためには、プラント建設そのものに戻ります。

マテハン作業でも重要な部分には、以下のような対応が必要です。

  • 配管や設備を周囲に張り巡らさない
  • 建設高さや作業空間に余裕を持たせる
  • プラント建設段階からマテハンメーカーとやり取りをする

プラント建設段階では忙しくて、マテハン作業を相手にすることは少ないです。

一度プラントを建ててしまうと、30年~40年と建て直すことはありません。

最初にしっかり検討しないと、30~40年の生産部の作業者に重い負担を強いることになります。

この責任感は非常に大事。

最後に

マテハン作業を軽視すると、作業者が集まらなくなり、ますますコストが増えていくことになります。

これを回避するためには、プラント建設の最初の段階が大事です。

プラント建設の良否が、将来まで影響を与えます。

機械エンジニアの仕事は重大ですよ。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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