長期連休が終わった直後、仕事へのやる気がすぐに戻る人は少ないのではないでしょうか?
特に化学プラントの生産技術職は、休み明けでも即座に設備状況を把握し、関係者に報告するなど、現場復帰の立ち上がりが非常に重要です。
この記事では、連休明け初日の朝にやるべき行動を、段取りよく解説します。
ちょっとした「先手」が、その日の滑り出しをスムーズにし、上司からの信頼も得られるコツになります。
「休み明けはいつもバタつく…」という方は、ぜひ実践してみてください。
会社生活20年で、いまだに連休最終日が嫌な気分になっています。立ち上げをイメージしたからといって解決するとは限りません。個人差があります。
連休中の設備不具合をすぐに調べる
連休中に設備の不具合が起きていないか、すぐに調べましょう。
といっても大したことはする必要がありません。
製造部に電話して確認するだけ。
- 担当プラントで、生産量の減少を伴う設備トラブルがあったか?
ここだけを確認すれば良いです。
もし仮にこれが連休中に発生していたら、生産技術は必ず呼び出しを受けているはず。
だからそんな大きなトラブルはなかったですよね?と確認することが朝一番に求められます。
始業開始後にもできることですが、これを開始前に行うだけで、滑り出しが快調になります。
不具合が無いことを上司に報告
設備トラブルが無かったなら、それをすぐに上司に報告しましょう。
ここまでを始業開始前に行っていれば、上司からの信頼感は上がります。
というのも、上司は上司でそのさらに上司から報告を求められています。
- 工場全体で、生産量の減少を伴う設備トラブルがあったか?
これをタイムリーに報告することは、工場長など偉い人の安心感に繋がります。
もっというと工場を管理している本社への報告にも、影響します。
生産技術だけが報告を求められているわけではなく、製造も当然報告を求められます。
- 工場全体で、作業員に怪我がなかったか?
- 工場全体で、近隣地域に迷惑を掛けることがなかったか?
安定している工場であれば、どれも異常なしと即答できるものばかり。
これをさっさと回答したら、とりあえず初日はクリアしたと言っていいでしょう。
もし仮に報告が遅くなれば、「まだかまだか」と問い合わせを受けるでしょう。
初日に他にやるべきことを優先させてしまって、報告を忘れ、優先順位を再設定していると、仕事に振り回されることになります。
結果、初日が大変だった・・・という疲労感に繋がり、連休明けが嫌になります。
初日の午前中は予定を入れない
タイムリーな現状把握をするためにも、初日の午前中は予定を入れない方が良いでしょう。
Outlookなど予定をメンバー間で後悔している場合には、そこに会議を設定できないようにブロックしておくと良いです。
連休明け初日は現状把握に時間を費やす。
こうしておけば、連休明けに慌てなくて済むでしょう。
溜まったボールをとりあえず投げ返す
現状把握ができたら、溜まったボールをとにかく投げ返すことに集中しましょう。
連休中にもしかしたら依頼メールが届いているかもしれません。
連休前に課題をいっぱい残していたら、思い出すのに時間が掛かります。
そうならないように、連休最終日の午前中くらいまでに届いた依頼は、その日中に何らかのアクションを取っておきましょう。
最終日午後や連休中になぜか届いた依頼だけに対応するとなると、初日でもある程度終わると思います。
とにかく連休前後に仕事を溜め込まないよう、被害を最小限にするように努めましょう。
初日はそこまでできたら、定時過ぎたらすぐに帰りましょう。
残業するのは2日目からでも十分なはずです。
参考
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最後に
連休明け初日に実践したい、化学プラント生産技術者のための段取り術は以下の通りです:
- 製造部へ設備トラブルの有無を確認
- 異常がなければ、即座に上司へ報告
- 午前中は予定を入れず、現状把握に集中
- 溜まった依頼・メールは最低限でも返答
- 無理をせず、初日は早めに退勤
この流れをルーティン化しておけば、連休最終日の「明日から仕事か…」という憂鬱も、少しは軽減できるはずです。
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