【基本】化学工場で工程表といえばガントチャート

図面プロジェクト

NEONEEETです。

設計や工事の工程表を作成しようとすれば、必ずといって良いほどガントチャートを使用します。

私はこれまで10年くらいこの仕事をしていますが、ガントチャート以外の表記の工程表は数回しか見たことがありません。

ということで、非常によく使われるガントチャート。

なぜ、化学工場の工事で使用されるのか、その理由を考えたいと思います。

簡単

ガントチャートは非常にシンプルで作りやすいです。

表を作って、線を描くだけ。

このシンプルさが、ITリテラシーの低い?日本人にも作れる所以でしょう。

蛇足ですが、日本人以外が作るともっと見ためがよくないガントチャートが出来上がる場合もあります。

複雑な工事が少ない

ガントチャート以外の手法では、ガントチャートでは描けないような複雑な工事に対応できることが、売りになっています。

ガントチャートは単純な工事にしか適応できないということでしょう。

ということは、化学工場の工事は複雑な工事が少ないということになります。

複数の因果関係が並列しない

ガントチャートでは、複数の因果関係を明示しづらいという欠点があります。

できないわけではありませんが、表示しにくいです。

化学工場の工事では複数の因果関係が関連することは少ないでしょう。

配線撤去 → 配管撤去 → 床撤去 → 機器撤去 → 床更新 → 機器据付 → 配管取付 → 配線取付 → 試験

このように、一連の流れとして確立しているからです。

配線撤去したら、配管撤去と床撤去を同時に行う、というような複雑な工事はできません。

これは、例えば機械装置メーカーの製作工程でも似たような状況です。

だから機械装置メーカーも製作工程表というとガントチャートで作成します。

1つのエリアで行える工事は1業種

一連の流れとして工事が確立しているのは、1つのエリアで行う工事は1業種として決めているからでしょうか。

上下作業はしない。という考えと同じでしょう。

安全最優先です。

エリアやジョブごとにチャートを分岐させている

化学工場の工事では、1つのプロジェクトのみを遂行するということは基本的にあり得ません。

いくつかの小ジョブに分けて、工事を行います。

それぞれのジョブごとにガントチャートを引くことになるので、各ジョブの工程はシンプルな一連の流れの表記になります。

これが、複数個〜20個程度のボリュームで存在するだけです。

その意味では真のガントチャートの表記とは違うかもしれません。

最低限の関連付けは縦線でOK

複数のガントチャートを関連つけたい場合は、最低限の縦線を入れれば十分だと思います。

行や列を示す補助線を細くして、メインのチャートバーを太く記載すれば、繋がりも見やすくなるでしょう。

PERTなどのネットワーク表示法を採用するほどのことはありません。

どうしても関連付けが多くなる場合

縦線を多く使う必要があるという場合、表現すべき項目の詳細さや内容の統一感がないパターンが多いと思います。

例えば、設計 → 調達 → 工事 というスケジュールを書くとしましょう。

ここで、調達の項目にタンクとポンプを分けて書きたい場合があります。

タンクを買ってからポンプを買うという制約を表示しましょう。

そうしているうちに熱交換器も制約条件があることに気がつき、追記したいと思うようになりました。

こうして調達の部分だけ、微細な内容まで関連つけた工程表ができます。

もともと中工程表として、設計→調達→工事の関連付けを知りたかった工程表で、調達の詳細内容を記載する必要は本当にあったのでしょうか?

単に調達の詳細工程表を作ってそちらを参照するようにすれば良いのではないでしょうか?

そう考えると、ガントチャートを分けて、全体工程・詳細工程と分割するだけで充分だと思います。

シンプルに作れるのがやはり一番協力ですね。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました