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技術系管理職を1年経験して分かった思考パターン4選

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管理職(management)を経験して1年が経ちました。

ほかの管理職の人の仕事を見ながら、社内の典型的なパターンを4つに区分してみました。

ある化学プラントの技術系という限られた例ですので、世間一般的な管理職像とはかけ離れている部分もあるでしょう。

とはいえJTCならではの、他社でも似たような要素があるのでは?と勝手に予想しています。

一般社員から見る管理職とは少し違った、管理職目線での解説です。

強烈なプレイヤー

1つ目のパターンはプレイヤー型です。

プレイングマネージャーと呼ばれますね。

プレイヤーとして仕事をし続けたいという例もありますが、どちらかというと「仕方なく」プレイヤーをしている人の方が、多い感じです。

管理職になれば基本的にはプレイヤーからマネージャーに移行するはずですが、そうとばかりも言ってられません。

人手不足の業界や部署で、仕事量が減らないor増えているのであれば、自ら手を出さざるを得ません。

ギリギリの人数で回している部署の管理職一歩手前の人を、管理職に上げた場合が典型例でしょう。

こういう管理職はプレイヤーとしてはとても優秀で、昇進速度も速い傾向にあります。

だからこそ管理職に上がったときは、プレイヤーである部下の数が足りずにプレイングマネージャーとなる傾向です。

プレイヤーとして優秀な人が相対的に多い印象なので、最初に取り上げました。

化学プラントの機電系エンジニアは・・・このタイプが結構多いです。

少数精鋭と言われているから当たり前かもしれません。

本社系など、そもそも部下なしの担当者として経営層に対する仕事をする人も、このカテゴリーに入れます。

工場などでマネジメントをある程度担当してプレイヤーとしても優秀な人を、本社に引っ張り上げたとき。

自ずとプレイヤーに戻ってしまうという構図です。

徹底したマネージャー

管理職というと、部署の意見をまとめたり目標を設定したりと、マネージメントをする仕事のはずですよね。

この例は、私の周りではあまり多くはありません。

機電系エンジニアに限らず化学プラントの技術系で、マネージャーとして成功するかどうかは割と運です。

優秀な部下が何人いるか

ここに大きく左右されます。

例えば、製造部を考えましょう。

課長>主任>担当>オペレータのようなラインがあって、課長と主任が事務所で執務をして、担当以下が計器室で仕事をする感じです。

ここで、課長もしくは主任のどちらかが優秀でなければその組織は回りません。

2人のどちらかは優秀なプレイヤーとして求められます。

普通は、課長がマネージャーで主任がプレイヤーとなるべきです。

ところが主任が育っていないという環境は意外とありがち。

この場合には課長はプレイヤーも担当すべきですが、マネージャーであろうとする管理職がいます。

マネージャーとして意見をまとめようにも、人が多かったり実務をちゃんと理解できなかったりとまとめ上げるのに時間が掛かってお手上げという展開になりがち。

人数が少なかったり、ローテーションが多い職場ほど、マネージャーとして仕事をしようとしたら運に左右されて失敗するリスクが出てしまいます。

この辺が、私の周りの管理職でマネージャーが少ない理由かも。

このタイプが管理職に昇進するのは、割と平均的なペースです。

プレイヤー時代に目立たないから、最速で管理職に上がるという訳ではありません。

そろそろ管理職に上がる年だよね?っていう平均ラインに乗るイメージです。

温情人事

役職だけ管理職というパターンです。

まさに温情人事。

部下なし管理職で、ほぼプレイヤーです。

大卒以上は基本的にどこかの年で管理職に上げようという風潮があり、プレイヤー時代に悪い評価があったり大きな失敗をしてしまった人がこの傾向にあります。

製造部の場合は、事故や災害を起こしてしまったら一発アウトの可能性すらあります。

同じ部署の人であれば分かりやすいのですが、他部署になると分かりにくいです。

対外的には「この人できる人!」って感じでも、実はその部署内では?マークがついている場合があります。

さすがに管理職に上げないのは可哀想だから、相当の遅れはあるけど管理職に上げようという人事が働きます。

管理職(management)になってから窓際

温情人事に近いですが、少し違います。

  • 管理職になったからこれ以上の昇進は期待しなくていい。
  • 会社人生のゴール
  • 頑張っても報われない

この辺の思考が働きすぎて、本当に何もしない管理職のことです。

プレイヤーでもマネージャーでも温情人事でも、どのパターンでも窓際に陥る危険性があります。

緊張の糸が切れた瞬間に落ちます。

すぐに辞めさせられることはないでしょうが、時限爆弾的に子会社への出向の路線が見えてきます。

管理職で話題になるのは、このパターンでしょう。

少なくはないですが、言うほど多くもない印象です。

よく聞く話では9割以上が窓際というニュアンスですが、私の周りの実際は1割程度の印象です。

参考

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最後に

ある化学プラントの技術系管理職を4つのパターンに分類してみました。

プレイヤー・マネージャー・温情・窓際

窓際が多いように見えて、プレイヤーが多いのが私の周りです。

人をちゃんと増やしてマネージャーを育てれる環境にしたいですね。

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