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配管

ゴムホースとフレキシブルチューブを安全に使い分ける

ゴムホース 配管
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ゴムホースとフレキシブルチューブは使い分けがしっかりとできます。

何気なく使っているかも知れませんが、だからこそ事故が起こりやすいです。

無難な選択は、ゴムホースを全く使わずにフレキシブルチューブだけを使うこと。

これでも運用できる工場は一部存在すると思います。

ゴムホースを使わないといけない工場がほとんどだと思いますので、しかkり使い分けをしましょう。

耐圧性があるかどうか、がポイントですね。

ゴムホースは危ない

ゴムホースは耐圧性が無い危ないものと考えます。

最高使用圧力などしっかり定めているものの、その状態でいつまで使えるかは分かりません。

ゴムホースは使っているうちに確実に劣化します。

購入したけど全く使わない状態で劣化します。

使っている時にも振動や伸縮で劣化します。

問題なさそうに見えて、実は劣化が進展しているということもあるので、運転中に人が触ったりするだけで壊れる可能性もあります。

ゴムホースで高い圧力の流体を扱っている場合、高圧の流体が漏れたりゴムホースが破裂して人がケガをする可能性は十分にあります。

だからこそ、ゴムホースは使い方を限定しましょう。

  • 使用圧力は最高使用圧力より十分低いものに限定する
  • エアー・蒸気などの気体向けには使わない
  • ホース内で圧力を持たないように片側は必ず大気開放状態にする
  • 使用期限を明記し、定期的に必ず交換する

ゴムホースは10mなど長いものもあり、曲げやすいので、仮設配管として使用しがちです。

床に放出する排水を任意の場所に変更したい、水でさっと床を洗浄したい、という限定的なニーズなら、ゴムホースは安心して使えます。

逆に大気中ですらスチームブローをするときにゴムホースを使うと、危険性があがります。

蒸気と水をインラインで混ぜて温水を作り、ゴムホースで放出するという場合も、危険です。

どちらも蒸気を使っているという点で、すでに危険。

フレキシブルチューブは強い

フレキシブルチューブは耐圧性が高いです。

特に金属被覆のチューブは強いです。

化学プラントの場合、金属被覆のチューブを基本としたいです。

PTFE系のホースは静電気着火の問題があることからも、金属被覆を標準としましょう。

タンクやポンプの周囲にも安心して使えます。

金属被覆だから曲げにくく、振動や伸縮も限定化されるので、配管レイアウトはしっかり決めておかないといけません。

ここに関連するチューブ破損トラブルは意外と多いです。

長さも限定的なので、長距離で使う時には何本も繋げないと行けなくて大変です。

それでもホースの破損による被害を考えると、フレキシブルチューブの方が確実ですね。

ゴムホースもフレキシブルチューブも定期交換を

ゴムホースは定期交換が必須だと言っても、フレキシブルチューブが交換不要というわけではありません。

フレキシブルチューブも交換が必要です。

特に付けたり外したりする機会の多い場所は、ホースと同じように決まった時間で交換しましょう。

例えば臨時的に仮設で繋げるようなチューブ、酸欠作業の対策として付けているチューブ(窒素、20号タンク)などが該当します。

フレキシブルチューブはゴムホースでは使いにくい圧力や内容物に対しても使えると言っても、割れや漏れが起きると、大きな被害がでます。

使用期限を示す着色やフダなどを付けつつ、交換リストを作成して、定期的に交換するようにしましょう。

本来なら固定配管で作成することから解放される便利なものですが、寿命が短く管理が必要という不便があることを正しく理解しましょう。

種類は最低限に

ゴムホースやフレキシブルチューブは種類を多くしない方が良いです。

金属被覆のPTFEホース一択にしても良いくらいです。

というのも、種類を増やすと取り付け間違いが必ず発生するからです。

ゴムホースとフレキシブルチューブのように接続方式が違っても、ゴムホース側はアクセサリをいくらでも付けれます。

フレキシブルチューブを使わないといけない部分に、ゴムホースを付けようとしたら不可能ではありません。

腐食性や圧力のリスクを考えずに、そこにゴムホースがあったから使った。そして怪我をした。

こういうトラブルは現に起こっていますので、ゴムホースがあるという環境を作らない方が健全と言えます。

フレキシブルチューブのPTFEありとなしの使い分けも同じです。

外から見て気が付きにくい違いですが、使い分けを間違えるとすぐに割れてしまいます。恐ろしいですね。

ユーティリティヘッダーなどで、多くの配管が並んでいて、口径は同じ、内容物が異なるという各配管にフレキシブルチューブを使い分ける場合には、接続方法を変えましょう

ある内容物に対して使ったチューブを別の内容物に対して使うと、トラブルの元です。

水のラインで使ったチューブをエアーのラインに繋ぐと、駄目ですよね。

接続部の口径を変えて、物理的に繋げられないようにすることも手です。

とにかく現場で迷って付け間違えることが無いように、設計と選定をしましょう。

参考

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最後に

ゴムホースとフレキシブルチューブは似たような用途に使えますが、使い分けはできます。

ゴムホースは耐圧性に不安があるので、水系で開放状態で使いましょう。

フレキシブルチューブは金属被覆を表呪としつつ、付け間違えが起きないように、口径や材質を選びましょう。

どちらも定期交換が必要です。便利な部品だからこそ、メンテが必要ですね。

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