【活性汚泥・焼却処理】化学工場の廃棄物処理の手法

ボイラー法律

NEONEEETです。

この記事は、化学工場に興味がある人を対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の廃棄物処理の手法について知ることができます。

廃棄物は化学工場の生命線

廃棄物は化学工場の生産において必ず発生します。

これを言い換えると

廃棄物が処理できないと、化学工場の生産はできない

と言えます。

バッチ系化学工場の場合、毎日の原料の投入計画が大事なのは言うまでもありません。

これと全く同じでレベルで廃棄物処理も考えないといけません。

原料は一定量を倉庫に貯めて置き、在庫が少なくなってくると調達します。

輸送に掛かるデリバリータイムも考慮して、発注点を決めます。

これと同じことが、廃棄物でも必要です。

廃棄物は溜め込む場所が限定されます。

原料も倉庫に保管という意味では限定されていますが、外部倉庫を使うなど手はあります。

廃棄物はなかなかそうはいきません。

工場設備内に保管しなければいけません。

この意味で、廃棄物の方がバッファが少ないので、工場運営におけるリスクが高いです。

まさに廃棄物は化学工場の生命線

今回は、化学工場の廃棄物の手法について紹介します。

化学工場の廃棄物処理方法

一般廃棄物と産業廃棄物

廃棄物はまずは一般廃棄物と産業廃棄物に分けることができます。

廃棄物にはゴミ・燃えがら・汚泥・糞尿・廃油・排さん・廃アルカリなどがあります。

一般廃棄物は、産業廃棄物以外の廃棄物です。幅広いです。

一般廃棄物は事業活動をしていると必ず発生します。

生産活動をしていなくても必ず発生します。

工場建設時はプラントの生産をしていないのにもかかわらず、廃棄物が発生して処理費用が発生します。

工場建設は時間がかかるので、その間にコストだけが発生するのはもどかしいですね。

一般廃棄物には、紙類も当然ながら含みます。

再利用できる紙ならいいですが、できない紙もあります。

それらは焼却処分ですね。燃えがらとして処分します。

化学工場では産業廃棄物の方が課題になります。

産業廃棄物の中でも、活性汚泥と廃棄物焼却を自社でできる工場は、安定的な生産ができるでしょう。

活性汚泥

化学工場で発生する産業廃棄物のうち、液体は非常に多いです。

  • プロセスで発生する廃油・廃酸・廃アルカリ
  • 薬液が入った水
  • ドラム缶などの洗浄水

これらの液体を処理するために、活性汚泥法を使うことが多いです。

排水中には有機物が含まれます。

これを処分するために微生物の力を借りようというのが、活性汚泥法

  • SS(懸濁物質)濃度
  • COD
  • pH
  • リン、窒素
  • 汚泥濃度

これらのパラメータが一般に重要となります。

活性汚泥は微生物を使って運転します。

設備を使って機械的な運転をする側面よりも、生物を相手にしているという側面の方が強いです。

化学反応も自然界の反応を利用しているので、生物反応と同じ自然界の反応ですが…。

人間と同じで、微生物である菌の調子が良いか悪いかで運転結果が変わります。

  • 栄養を与えないと、菌は動きが鈍くなります。人間の食事と同じ。
  • 処理が終わった廃棄物を処理しないと、菌は動きが鈍くなります。人間の家と同じ
  • 急激な変化(処理量・処理濃度)を変えると菌は死ぬ。人間と同じ

非常に人間的な面が強いです。

廃棄物焼却

活性汚泥で処理できないものは、償却するのが基本です。

分かりやすい焼却処分が廃油

油は燃やせますので、処理は可能。

とはいえ、簡単に燃やせるわけではありません。

  • バーナーで詰まりを起こさないようにする
  • 必要な燃焼熱を確保する
  • ばいじん等の発生がないか調整する

様々な廃油の中に少しずつ混ぜていって、環境中に影響がないように処理します。

薬液の入ったドラム缶・紙袋・フレキシブルコンテナなども処分します。

燃えた高温のガスは廃熱ボイラーなどで熱回収をして再利用し、

除害装置でばいじんや有毒ガスの処理を行ってから大気に開放します。

廃棄の意識は生活でも大事

廃棄物の処理は化学工場では非常に大事です。

生産部の人達は廃棄物で痛い目をいつも見ています。

生産計画を練る部隊も同じです。

一方、設備エンジニアはこの感覚が非常に希薄

設備エンジニアは異常なほど紙を使用するのに、

その処理には目を向けない不届き者が異常に多いです。

「紙の使用量が多い」

と指摘されても

「仕方がない!」

で突っぱねてばかり。

仕事の仕方を見直して、デジタル化をすることなど

1mmも考えません。

そんな時代遅れの人間の集合が設備エンジニアです。

廃棄物の処理が大変であることに気づくことは、生活の面でも役に立ちます。

この点でも設備エンジニアは感覚が希薄。

廃棄物をできるだけ発生させないように考えていくと、断捨離を行って荷物の整理をしつつ、不要な買い物を避けるようになります。

日本の過剰包装にも疑問を抱くようになります。

廃棄物はコストとして聞いてきますが、これを抑えることは

環境保全に気を配る現代の風潮にマッチします。

最後に

廃棄物は化学工場の生命線です。

廃棄物に対する感度は、実生活でも確実に役に立ちます。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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