除菌フィルターとウイルス除去マスクの比較

トラブル化学工学

NEONEEETです。

新型コロナウイルスに関して、化学工学的な立場で語ります。

バッチ系の化学設備で異物除去フィルターは結構使われます。

その目開きを意識している人は、機械屋にはあまり多くはありません。

そのフィルターがウイルスやマスクと関連があるという情報です。

化学工場では40メッシュ。500μm

かなり雑な表現ですが、化学工場の異物除去フィルターで一般的な目開きは40メッシュだと思います。

メッシュ数というのは、1インチあたりの目の数、と考えれば良いです。

網目構造のフィルターを前提としています。

フィルターの線径と目の大きさの関係で、同じメッシュ数でも開口率は変わります。

それはここでは省略します。

40メッシュという事は、1インチ25.4mm中に40個の目があるという事なので、

 25.4 / 40 = 0.64mm

0.64mm程度の目の大きさだという事になります。

先ほどの線径をざっくり考えれば、0.50mm程度の目の大きさになるでしょう。

μmの世界の議論がこの後出ますので、単位を統一して500μmと表記しましょう。

なお、フライヤー用カス揚げなど、家庭で使う網も40メッシュ程度です。

網戸も似たようなオーダーです。

N95マスクは0.3μm

これも前提条件を飛ばして表現しています。

N95マスクは0.3μm以上の物質を95%以上除去できるというマスクです。

40メッシュのフィルターが500μmなので、N95はその1/100程度まで細かいフィルターという事ができます。

ウイルスは0.01~0.1μm

ウイルスの大きさは、10~100nmと言われています。

ということはμmで表記すると、0.01~0.1μm。

N95マスクでは除去できない!

そういう事になります。

細菌は1~10μm

細菌は1~10μmのオーダーです。

これを取り除くフィルターは普通に存在します。

滅菌用フィルターと呼んだりします。

ところがこれを知らない機械屋は結構多いです。

細菌はフィルターで除去できるものだ、ということは意外な事実なのでしょう。

なお、細菌は1つの細胞を持つ単細胞生物で、ウイルスは細胞を持ちません。

そのためウイルスの方が細菌よりも遥かに小さいのですね。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました