【インペラ・縦横・軸封】渦巻ポンプのメリットは選択肢の広さ

ポンプ化学機械

NEONEEETです。

渦巻ポンプって何のために存在しているのですか?

また、哲学的な…

漏れる可能性があって、不安要素が強いですよね。

それなら、全部シールレスポンプで統一した方が良いのでは?

極論を言うと、それは正解です。

渦巻ポンプのメリットは、正直あまりありませんからね。

この記事は。化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、渦巻ポンプの機能拡張性について知ることができます。

バッチ系化学工場では渦巻ポンプの使用は限定的

バッチ系化学工場での渦巻ポンプは使う場所が限定されています。

渦巻ポンプの価値はどこにあるの?

って疑問に思うことも仕方がないでしょう。

渦巻ポンプ・キャンドポンプ・マグネットポンプという3大ポンプの中でも

日の目が当たりにくいのが渦巻ポンプです。

渦巻ポンプとシールレスポンプの使い分けはかなり明確です。

こちらの記事も参考にしてください。

渦巻ポンプはユーティリティ用に使うのが一般的ですが、ユーティリティの小容量ならキャンドポンプでも十分に対応できます。

プロセス液はシールレスポンプ、ユーティリティは渦巻ポンプという区分がありながら、

シールレスポンプがユーティリティの市場も食い荒らす格好になっています。

一方で、渦巻ポンプはプロセススラリー液にも使えます。

こちらの記事どおりです。

シールレスポンプと渦巻ポンプがお互いの陣地を取り合っているように見えますね。

この記事では、渦巻ポンプのメリットについて目を向けようと思います。

バッチ系化学工場での渦巻ポンプは機能拡張性がメリット

バッチ系化学工場での渦巻ポンプは機能拡張性がメリットです。

部品のバリエーションが広い

渦巻ポンプは部品のバリエーションが広いです。

羽根車(インペラ)なら

  • オープン
  • セミオープン
  • クローズ

という3種類がメジャーです。

シールレス型でもある程度選べますが、3種類全部に対応できる会社はないと思います。

吸込み型も

  • 片側
  • 両側

という2種類が普通に存在します。

これもシールレスポンプでは片側に限定されやすいです。

その他、色々な選択肢を持っているのが渦巻ポンプです。

  • 自吸式
  • 横型/竪型
  • 材質

シールレスポンプで対応できなければ、渦巻ポンプで強引に仕様を作りこむことが可能です。

これは大きな安心感です。

最後の頼みの綱は渦巻ポンプ

この考え方を持っていると、渦巻ポンプに対する一定の信頼感を持つことができます。

流量範囲が広い

渦巻ポンプは流量範囲が広いです。

もっと簡単に言うと、

大容量の送液が可能

10L/min程度の低流量側はいくらでも方法があります。

問題は大容量側。

シールレスポンプでも複数のポンプを並列運転させることで大容量を送ることができます。

できれば1台のポンプで送りたい。

ここで効率がいい渦巻ポンプの出番です。

バッチ系化学工場ではユーティリティの送液に唯一の需要があります。

なお、バッチ系化学工場では1m3/minを越えたあたりからが大容量として考えています。

構造解析研究が進む

渦巻ポンプは構造解析も進んでいます。

構造解析とは、流体解析と対に考えた方が良いです。

ポンプ内の流体の流れを流体解析でシミュレーションを行い、

最高効率で送液出来る構造を解析するのが、構造解析。

インペラやケーシングの形状を研究して改善することが、渦巻ポンプではやりやすいです。

これは会社の規模や組織の体制などの問題があります。

渦巻ポンプメーカーの大手なら可能という世界です。

シールレスポンプメーカーは渦巻ポンプメーカーに比べると規模が小さいため、対応がしにくいという欠点があります。

仮に新たな形状を発見しても、既設との互換性や型式の変更対応など

多くの体制つくりが必要になってしまいます。

この辺りは渦巻ポンプの方がフレキシブルに対応できるでしょう。

最後に

渦巻ポンプのメリットとしての機能拡張性に着目しました。

部品のバリエーションが広い・大流量に対応可能・構造解析が進んでいる

シールレスポンプが全ての面で勝っている、というわけではありません。

渦巻ポンプにもちゃんと良いところがありますよ!

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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