【アングル・Uボルト】化学工場の配管サポートの種類

配管配管

NEONEEETです。 

配管にサポート付けておいて

生火使わずにどうやって?

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の配管サポートの種類を知ることができます。

化学工場の配管サポートの種類

化学工場の配管サポートの種類について解説します、

配管サポート自体はいろいろな種類がありますが、化学工場では種類を限定しています。

その理由を含めながら解説します。

サポート部材

サポート部材は鋼鉄の材質を使います。

形状としてはいくつかのパターンが考えられます。

化学工場ではアングルが基本です。

簡単に手に入り、強度も強く、加工もしやすい

と三拍子揃っています。超便利です。

平板は強度が弱いので、メインのサポート部材としては使いませんが、サブ的な役割で使います。

チャンネルは強度が強く安心感がありますが、やや過剰感があり使う頻度は少ないです。

パイプは支柱代わりに使うケースがあります。

とはいえ、複雑な形状のサポートに加工しようとするとやや難しいので、あまり使いません。

一般の建屋などの配管には、ローラ管やスプリングハンガーなどの部材を使って固定することもあるでしょう。

化学工場でこれらの部材を使わない理由は、配管の改造が多いから。

一度配管ルートを決めたら10年20年と配管を改造しないような建屋とは違って、

腐食したら即交換。増改築も頻繁にある

という場合には、サポートも都度変更しないといけません。

この場合は、改造がしやすいアングルが有利ですね。

固定方法

配管とサポート部材を固定する方法もいくつか存在します。

Uボルト

化学工場ではUボルト固定が多いです。

Uボルトは配管と線で接触するため、弱い力でも締付が可能です。

接触部分が狭いため、雨水などが溜まる部分が少なく、隙間腐食に対しても有利です。

Uバンド

Uボルトの他にはUバンドを使う場合もあります。

Uバンドを使う理由は締め付けし過ぎないようにするため。

具体的にはガラスライニングやフッ素樹脂ライニング配管に対して使います。

締付すぎると割れる恐れがありますからね・・・。

サポート構成

サポートの構成を見ていきましょう。

床面や天井面に固定

左の例はスタンダードな例です。

アングルで作ったサポート部材をどこかに固定して、配管とサポートをUボルトで固定します。

サポート部材の固定方法は、床面か天井面のどちらかになります。

サポート距離が短くなるように、床面に近い配管は床面から、天井面に近い配管は天井面からサポートを取ります。

最近の化学工場では鉄骨造りが多いので、サポートとは溶接するのが普通です。

鉄骨梁に穴を開けて、サポート部材とボルト固定する方法では、

ボルトが腐食していく可能性があるため、極力使いません。

昔の化学工場ではコンクリート造りが多いので、オールインアンカーやケミカルアンカーで固定するしかありません。

オールインアンカーはサポートとコンクリートが接触する部分から水が侵入して隙間腐食を起こす可能性があり、

ケミカルアンカーは取り扱う薬液によっては容易に溶解して使えなくなります。

コンクリート造りは化学工場には不向きな要素が多いです。

歴史が長いので、オールインアンカーやケミカルアンカーが本当に悪いのかどうかは疑っても良いですが、設計思想としては不利ですね。

抱きサポート

床面や天井面と固定しない場合には、周囲の配管と抱きあわせる「抱きサポート」を使います。

これは1枚の平板に複数の配管を渡して、Uボルトで固定する方法です。

サブ的な固定として使います。

生火工事が発生しないので、応急処置的なサポートとして重宝します。

その他の固定

配管の固定方法としては他にもいろいろありますが、あまり使いません。

  • Uボルト・スプリングハンガー・ターンバックルなどで吊る
  • ブラケット付きローラーなどで支える

便利な部材が世の中には出回っていますが、化学工場には不向きです。

便利だから、世間では一般的だから、と安易に採用しないことが大事です。

ケミカルアンカーも同じ発想ですね。

最後に

化学工場の配管サポートの種類を紹介しました。

サポート部材はアングルか平板が多く、固定はUボルトが多いです。

サポート部材は工場の鉄骨部材や鉄板に溶接することが多いです。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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