【チタン・ジルコニウム・タンタル】バッチ系化学工場で使う高級金属

材質材料

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、バッチ系で使用する高級金属の種類を知ることができます。

チタン

チタンは非常に耐食性に優れています。

非常に活性のある金属であり、腐食しやすい性質を持っています。

表面に皮膜を形成して腐食の進行を遅らせています。

例えば、チタンは乾燥Clに対しては爆発的に反応します。

ところが、水分があるとこの反応は起こりません。

バッチ系では稀に使用することがあります。

隙間腐食が起きる

チタンと言えども隙間腐食は起こりえます。

添加物を入れたり、メッキをしたり、酸化処理をしたりと工夫する箇所はあります。

水素脆化が起きる

チタンは水素と相性が悪いです。

水素脆化という、機械的性質が劣化する特徴があります。

水素濃度が100ppm以上くらいになると、伸びや衝撃値が極端に下がります。

ジルコニウム

ジルコニウムも耐食性が非常に高いです。

アルカリ・酸・塩色々な環境ほぼ全てに対応可能です。

ただし、非常に高いです。

バッチ系では使うことはほぼありません。

タンタル

タンタルも非常に耐食性が高いです。

特に、酸に対して強いです。

バッチ系では、ガラスライニング容器の補修などに使用しています。

ガラスも酸に強いです。

ガラスが割れた時にガラスで埋めることはできませんので、現場補修ではタンタルを使います。

最後に

高級金属はメリットとして耐食性が高いという事が挙げられます。

教育などではこのメリットばかり強調されます。

現場では、高いというデメリットが支配的であるため、高級金属を使う機会は極めて限定的です。

これらの高級金属は、そういう扱いだということを理解していれば十分だと思います。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました