【立体的】機械図面の第三角法と化学工場

図面配管

NEONEEETです。

この図面って第三角法?第一角法?

それを意識するのは、エンジニアとしてレベルが高いですよ。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の図面における第三角法の位置づけについて知ることができます。

第三角法と化学工場の機械図面

突然ですが、第三角法ってご存じですか?

私が働く職場では、第三角法という単語を使っても通用しないことがあります。

図面の学習をしてこなかった人が居ます。

以下のサイトが参考になるでしょう。

図面の投影法(第三角法)

第三角法は図面の投影法

第三角法は図面の投影法の1つです。

例えば、下のような立体的な物を図面に表現することを考えましょう。

矢印の面が特に重要だと思っているので、それを図面に書きたいとします。

その場合、第三角法という方法で表現すると以下のようになります。

第三角法というのがあれば、第一角法・第二角法ってあると思いますよね。

当然あります。

主に使うのが第三角法なので、第三角法以外の方法があることすら忘れ去られがちです。

第三角法は物体を人が見た位置そのままを映しています。

第三角法というのを明示するために、図面上に「第三角法」と記載するか、

以下のような記号を付けます。

第一角法

第一角法で表現すると以下のようになります。

微妙に違いますよね。

第一角法は、物質に対して見ている方角から光を当てて、背面に投影しているイメージです。

第一角法や第三角法が投影図と言われているので、第一角法はスタンダードな投影法です。

第一角法も第三角法と同じように記号があります。

化学工場の機械図面はルールに準していない

図面は一般に第三角法で表現されます。

理由は直感的に分かりやすいから。

でも、ルール通りに表現されている図面は非常に少ないです。

こんな例が多いですね。

これは竪型タンクの図面です。

平面図と正面図が表記されています。

これは一応第三角法です。

タンクは円筒形をしているので、側面図を書く必要がありません。

これが第三角法の意識を減らす要因となります。

こういう図面を書いてくるメーカーがあります。

平面図として書くべきものは、正面図の上に書くのが第三角法。

この平面図が正面図の右に書いてあります。

これは第三角法ではありませんし、第一角法ですらありません。

何でこんな絵を書くのでしょうか?

理由は簡単。

スペースが無いから

これだけのために角法を意識せずに図面を書く会社が、山のようにあります。

化学工場の機械図面で解釈に困る図面

化学工場の機械図面で解釈に困ったケースがあります。

以下のケースです。

これをどういう風に解釈しますか?

難しいですよ。

まず、側面の見方が右左違いますよね。

第三角法でも第一角法でも、立体面に対してどの面を表記するかというのは一応決まっています。

右側面図を書くのが普通ですが、これは左側面図を書いています。

でも、右側面図を間違って左側に書いてしまったのでは?と思うでしょう。

それなら第一角法ですが、上面・下面の関係が合いません。

かつ、第三角法の記号ともマッチしていません。

図面屋さんに聞いて驚きました。

下のような意図で書いたようです。

赤の部分だけ、特殊な加工をしていたようです。

具体的には面張りをしていたのですが、そこを強調したかったようです。

これは角法を意識していないと気が付かない問題です。

機器図は第三角法で書くものという常識で物事を見てしまって、

配管図に落とし込んでいると、

左右逆だった

という問題が起こりえます。

レアケースですが、図面を見るには慎重にしないといけないという良い例です。

最後に

化学工場の機械図面で使う第三角法について紹介しました。

スタンダードな第三角法で表現されていませんが、図面をよく見てイメージしましょう。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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