【フレキ・エルボ】入槽作業のための遮断板取り付けと配管構成

配管配管

NEONEEETです。 

入槽作業をします。

遮断できていますか?

この記事では、入槽作業のための遮断板取り付けと配管構成について解説します。

入槽作業のための遮断板取り付けと配管構成

入槽作業のためには、槽内と槽外を確実に分ける措置が必要です。

このために遮断板を使うことはごく普通のこと。

遮断板取付作業を考えずに配管を作ってしまうと、毎期の入槽作業で非常に困ります。

配管を考える機械エンジニアはちゃんと考えておかないといけない設計要素です。

バッチ系化学工場の入槽作業のために必要な、隔離措置を紹介します。

遮断すべき場所

まずは入槽作業に関連するフローを確認しましょう。

×印を付けている場所は隔離が必要です。

逆にガスラインは普通は隔離してはいけません

大気に開放されている唯一のラインですから。

水封式真空ポンプに接続されている場合は、水が確実に切られていることを確認しないといけません。

圧送用にガスラインに自動弁が付いている場合も、バルブが開いていることを確認しつつ・間違っても閉めない工夫が必要です。

フランジを割るのが普通ですね。

反応器やタンクには多くの配管が繋がっていて、それらが確実に遮断されていることを確認するために、

P&IDを見ながら現場を見て、問題がないことを確認します。

入槽作業の基本です。

ヘッダーの遮断の基本

遮断の基本は遮断板です。

バルブが閉まっているからOKという考え方はダメ。ゼッタイ。

内通する確率が高いですからね。

バルブを二重に連ねて2つとも閉めているからOKという考え方もかなり危険。

入槽作業以外の切替作業ならこれでもいいですけど^^

やっぱり基本は遮断板。信頼性が段違いです。

その遮断板をどこに付けるでしょうか?

基本のケースを見ていきます。

基本はヘッダーのエルボの部分に付けます。

フランジを1本割れば簡単に付けれるからです。

とはいえ結構微妙な問題としてサポートの問題があります。

2人作業でフランジを割りつつ・配管を支えつつ、遮断板を挿入するという作業になります。

人が少なくなっていく現在では、この辺りの作業性もメスを入れないといけないかも知れませんね。

バッチ系化学工場ではほとんど意識することなく、この配管構成になっているはずです。

配管がガラスライニングで構成されているからですね。

例外として、ヘッダーがステンレス系で構成されている場合。

この場合はヘッダーを一体の溶接構造で作成するときがあり、遮断板を複数のバルブに設置しないといけません。

ノズルの接続フランジを割ればいいのでは?と考える人もいるでしょう。

これは結構危ない発想です。

ガラスライニングのノズルを割ってしまうと、補修が難しいからです。

例外として、ヘッダーがエルボではなくチーズで構成されている場合があります。

ここは仕方なく2か所に遮断板を入れることになります。

これもほぼ例外的な構成例です。

チーズで接続すること自体を例外的に考えるべきでしょう。

唯一使用するのがサンプリングなどのポットを接続する場合。

このポットはサンプリング以外にも粉体を仕込むこともできて、汎用性が若干あります。

そして、大気に開放されています。

この場合はあえて遮断板を付ける必要はないでしょう。

チーズで大気開放されていない一般の液系の配管を接続することは例外中の例外と考えるか、それくらいの作業性は必要悪と考えるべきか、のいずれかですね^^

フレキは作業性を楽にする

タンクに配管で接続する以外の方法としてフレキシブル継手での接続が考えられます。

窒素の例を見てみましょう。

窒素はタンク1つ1つに接続することが基本です。

それぞれのタンク内の空気を確実に遮断して、酸素濃度を下げた状態で化学反応をさせないと、火災爆発の恐れがあります。

火災爆発に対しては安心材料となる窒素ですが、

入槽作業に対しては危険材料になります。

言葉どおり窒息の恐れですね。

窒素のラインは遮断板を付けてもいいですが、フレキシブル継手の方が楽です。

ワンタッチタイプのカプラ形式だとより楽ですね。

窒素のラインは配管口径が小さくて、フレキシブル継手の作業性の良さが相対的に有利でありつつ、継手の耐圧性を考える必要がないからですね。

窒素が確実に遮断されていることは、入槽作業で必ず見ることです。

フレキシブル継手にしていると目立ちやすいというメリットもありますね。

同じようにタンク底もフレキシブル継手にすると良いです。

消防法関係でフレキシブル継手に自動的にしている場合が多いでしょう。

気にしなくても自動的に設計されていることになってしまいがちですが、

必要な設計要素ですので意識して言語化できるレベルになっておきたいですね。

最後に

入槽作業のための遮断板取り付けと配管構成について解説しました。

ガスライン以外は遮断措置が必要。

ヘッダーはエルボに遮断板を付ける・フレキは作業性が楽になる。

ガラスライニングで構成する場合はほとんど意識することはありませんが、ステンレス系の配管だと要注意です。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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