【トラブル・準備・先読み】化学工場の機電系エンジニアが周囲に振り回される3つの背景

保全働き方

NEONEEETです。 

忙しいっ!忙しいっ!

忙しいっ!忙しいっ!

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の機電系エンジニアが周囲に振り回される背景を知ることができます。

化学工場の機電系エンジニアが周囲に振り回される背景

化学工場の機電系エンジニアが周囲に振り回される背景を紹介します。

周囲の振り回しが多い職場はブラックになりがち。

エンジニアリングの仕事は設計も保全も含めてそんな環境にあります。

特に保全エンジニアは振り回されっぱなしです。

残業時間が多いエンジニアほど振り回されています。

なぜ振り回されるのでしょうか?

振り回されて忙しく動き回っている時には考えることはできないでしょう。

そうしているうちに何年も時間が経っていき、考える力が無くなっていきます。

怖いです。

その背景について紹介します。

生産現場でトラブルが急に起こる

生産現場でトラブルが急に起こることが、最大の原因です。

化学工場ではトラブルがいつ起こるか分かりません。

過剰な心配をする必要はありませんが、完全にリラックスできるわけでもありません。

常に一定の緊張感をもってスタンバイしている状態に、保全エンジニアはあります。

これは、生産部の運転員も管理者も同じこと。

起こしたくはないけど起こってしまうのがトラブルです。

予想できない設備トラブルもあれば、オペミスによる設備トラブルもあります。

この突発トラブルを極小化するために、保全エンジニアは保全計画を立案して、計画的な保全をします。

自分だけで完結できないので、振り回されて当然ですよね^^

工事部隊の突発業務に引きずられる

工事部隊の突発業務に、エンジニアは引きずられます。

工事部隊は依頼を受けてから実施するまでの期間が短いのが特徴。

生産部の管理者と運転員の関係もこれと同じです。

1日~2日程度の間隔で、仕事が完結していきます。

サイクルが短いということは。常に仕事に追われているということ。

デスクワークのようにじっくり時間を掛ける業務には、注力できず精度もでません。

中長期的な計画を立てる保全エンジニアとしては、板挟み状態にありますね。

工事部隊からの具体的な引きずられ方としては以下のとおり。

  • 時間を問わずに工事部隊から急に電話が掛かり応対を求められる
  • 時間を問わずに工事部隊が事務所に訪ねてきて応対を求められる
  • 突発工事の準備を依頼して、その進捗確認をしないといけない

その場その場で準備をしていくから、こういう対応は避けようがありません。

デスクワークをしていても会議をしていても、一時離席する確率は非常に高いです。

1時間に1回は何らかの応対をしています。

保全エンジニアの必須アイテムは電話です。

防爆PHSは20年ほど前のタイミングで導入した会社は多いでしょう。これは工場現場で即連絡を取り合いたいから。

防爆iPhoneへの移行が遅かったのは、防爆PHSで十分だったから。

それくらい防爆PHSには効果があったということですね。

防爆PHSが無かった時代は、どうしていたのでしょう。

駅の掲示板みたいなシステムがあったのでしょうね。

工事の段取りをタイムリーに付けるために、最大の努力を掛けていたはずです。

エンジニア自体が先読みしない

生産現場や工事現場の環境に保全エンジニアは引きずられますが、エンジニア自身の素養の問題もあります。

その最たる例が「先読みのなさ」

先読みと言っても、次の一手を読むという程度のこと。

その手が駄目だったらどうするか?

ここに尽きます。

でも、これって実はほとんどの保全エンジニアはできていません。

その場しのぎで対応せざるを得ないからですね。

下手をすると、その場しのぎをしている自分に酔っている人もいます。

「忙しい」自慢をしている人や、やりがいを感じる人たちですね。

これらのマインドは。一時はそれでもいいのですが、長続きはしません。

「ポンプの異音がする」と生産部から連絡があった場合の例を紹介しましょう。

  • 保全エンジニアは、メンテ会社に調査依頼をします。
  • 機械を分解して調査をすると、ベアリングが故障していたことが分かりました。
  • ベアリングの在庫が倉庫にあるか調べます。ありません。
  • ベアリングメーカーに問い合わせます。
  • 返事が返ってくるまで待機。
  • 運が良く半日後に納入して復帰しました。

こんなケース多いです。

ベアリングという部品の供給体制が優れている、設備分解組立をする技能者が常時待機している

という環境に甘えているから、この対応でも安全安定運転をかろうじて維持できています。

ところが、先読みをしていたらこんなことができていたはずです。

  • 保全エンジニアは、メンテ会社に調査依頼をします。
  • 分解点検をするときに発生する消耗品のリストを調べておき、在庫を確認する。
  • 在庫があっても補充すること前提で、ベアリングメーカーに発注を掛けておく。
  • 機械を分解して調査をすると、ベアリングが故障していたことが分かりました。
  • ベアリングの在庫が倉庫にあるか調べます。ありません。
  • ベアリングメーカーから連絡が来ました。
  • 運が良く半日後に納入して復帰しました。

結果は同じ「半日後に納入して復帰」ですが、待機時間が無くなるのがポイント。

この間の安心感は業務中の精神衛生上は非常に良好に作用します。

そもそも消耗品の在庫管理をどうするか、という点が課題になりますが

それこそが保全エンジニアの仕事です。

これを無視して、その場しのぎをしてしまうと「先読み」の発想が無くなっていきます。

最後に

化学工場の機電系エンジニアが周囲に振り回される背景を紹介しました。

生産現場でトラブルが急に起こる・工事部隊が突発業務に追われる・エンジニア自体が先読みしない

生産プラントが安全安定に運転できる実力があるかどうかという現場の実力に引きずられる環境にあります。

それでも緩和することはできますよ。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました