ステンレス配管のスタブエンドのメリットを検証【資材・作業】

配管配管

NEONEEETです。

ステンレス配管でスタブエンドってありますが、何のために存在するのですか?

安いからですね。

えーっと・・・

あーそうなりますよね。ちょっと整理しましょう。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、ステンレス配管のスタブエンドの考え方を知ることができます。

ステンレス配管のスタブエンドの構造

ステンレス配管のスタブエンド構造を、最初に確認しましょう。

普通のフランジ構造と比較します。

左側がスタブエンド構造、右側がフランジ構造です。

赤色の部分がステンレスで、青色の部分が鉄です。

鉄の配管なら、右側のフランジ構造を採用します。

ステンレス配管なら、会社によっては左側のスタブエンド構造を採用することがあります。

この記事では、スタブエンド構造のメリットについて解説します。

ステンレス配管のスタブエンド構造のメリット

ステンレス配管のスタブエンド構造のメリットについて紹介します。

資材が安い

スタブエンド構造は、資材費が安いです。

これは当然のこと。

資材の費用は

ステンレス > 鉄

ですので、ステンレスの量が少ないスタブエンド構造の方が

「お安い」ことは確かです。

溶接が少ない

スタブエンド構造の方が実は溶接数が少ないです。

下の図を見てみましょう。

左側のスタブエンド構造は溶接数は1個です。

右側のフランジ構造は溶接数は2個です。

スタブエンドの方が溶接数が少ないですよね。

その分だけ作業費は安くなります。

DB(ダイヤインチ)で考えると、純粋に1:2の関係ではなく、1:1.5とするのが普通でしょう。

それでも、スタブエンドの方が安いことは確かです。

腐食しにくい

スタブエンドの方が腐食はしにくいです。

どこの腐食でしょうか?

それはボルトとの接触部です。

下の図を見てください。

フランジとボルトの材質を整理します。

場所スタブエンドフランジ
フランジステンレス
ボルト

スタブエンド構造だとフランジとボルトが同じ材質です。

フランジ構造だとボルトだけが鉄です。

どちらもボルトが腐食するのは確かです。

しかし、フランジ構造の方がボルトの当たっているフランジ部の腐食も進みます。

こうなると、ステンレスフランジを交換しないといけません。

スタブエンド構造でも鉄のフランジとステンレスのスタブエンドが接触する部分で腐食は起きますが。。。

この辺は考え方の違いですね。

現地合わせがしやすい

スタブエンド構造の方が、現地作業がしやすいです。

これはフランジのボルト穴の問題です。

ボルト穴の位置は普通はある方向に統一します。

下の図は中心線で振り分けたパターンです。

これを45度変えるパターンもあります。

いずれにしろ、どちらかに統一します。

とはいえ、フランジ面の水平垂直が厳密にできあがるわけではありません。

ズレは必ずできます。

スタブエンド構造だとこのズレを容易に現場で修正できます。

フランジを少し回すだけで解決です。

フランジ構造だとフランジはあらかじめ溶接してしまっているので、

現場で強引に繋げないといけません。

これは配管に過度な力を加えて曲げる方向です。

応力腐食割れなどのリスクを高めます。

最後に

ステンレス配管のスタブエンド構造のメリットを紹介しました。

資材費が安い・溶接が少ない・腐食しにくい・現場位置合わせがしやすい。

いろいろなメリットがありますが、意外と気が付きにくいです。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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