【基本】ライニング機器の構造は極力シンプル化

工場化学機械

NEONEEETです。

化学工場の設備はシンプル化が基本ですよね!

その通り!素晴らしい!

コダワリが強すぎると、標準化ができません。

その通り!素晴らしい!

ライニング機器も同じですよね?

その通り!素晴らしい!

・・・

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、ライニング設備ができるだけシンプルにすべき理由を知ることができます。

化学工場の設備はできるだけシンプルに

化学工場の設備はシンプルにすべきです。

こだわろうと思うといくらでもこだわることはできます。

特にタンクや熱交換器は、趣味の世界の領域にまで手を出すことができます。

ノズルの位置や角度、抜きノズルの形、プラグの位置、当て板の付け方、ネームプレートの位置や材質…

標準が存在しないために、何でもできてしまいます。

他に、工場の作業性向上をうたった設備改造もこの範疇です。

TPMで改善活動を行っているシーンをよく見かけますが、そのうちの数割はこの「こだわり」の範疇です。

この「こだわり」は一時は効果的に作用します。

ところが、その設備が壊れると作り直すのに時間がかかります。

普通の設備でも

「こだわり」=悪

という風潮が強くなっています。

ライニング設備を極力シンプルにする理由

ライニング設備は普通の設備異常にシンプル化が求められます。

その理由を紹介します。

理由① 製作できない

化学工場でライニング設備というと、以下のようなものがあります。

  • ガラスライニング
  • ふっ素樹脂ライニング
  • ゴムライニング

これらの設備はライニングを行うために、母材部分はシンプルな構造にしないといけません。

極端な不連続部を作らない

という表現でもOK。

タンク上部の挿入管などが良い例です。

挿入管に強度を持たせるためにライニングをしようと思っても、全周のライニングが必要です。

これは、製作がかなり難しいです。

マルチプラントを目指す場合、挿入管は特殊な使い方になります。

特定の生産品目では挿入管が必要だが、別の生産品目では不要。というケースも多いです。

ここで挿入管を取り外すときに、ライニング挿入管だと傷が付くこともあります。

リスキーです。

それなら、高級金属で代替する方がまだ良いという次元の話。

理由② 設計できない

ライニング設備の設計ができる会社は限られています。

設計者が少なくなった日本では、

1人の設計者が、1つの案件に割ける時間は少なくなっています。

複雑で難しい仕事は受けない、後回し

という風潮が一般的になっています。

そこで「こだわり」を見せることは、逆効果です。

理由③ 壊れやすい

ライニング設備は母材と「密着」させることが基本。

すきまがあると腐食が起こりやすく、寿命を短くしていきます。

複雑な形状の設備にライニングを施工して、密着したとしてもそのうち剥がれます。

施工費が高くなり・寿命も短くなる

そんなこだわりなら捨てた方がいいですよね?

仕切り板がこのケースに該当します。

仕切り板をタンクの中央部に付けることはよくあります。

ここにライニングを施工すると、「隅」の部分の施工が難しいです。

すみ肉溶接部にライニングすることを考えれば良いでしょう。

最初はきれいに仕上がっているように見えますが、後々だめになります。

きれいな見た目に騙されてはいけません。

最後に

化学工場の設備はできるだけシンプル化。

ライニング設備は特にシンプル化が必要です。

設計も製作もコストが掛かる特殊なものは、バッチ系化学工場での運用に耐えません。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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