【Oリング・Vパッキン】機械装置のシール部品の一般特性を比較

機械化学機械

NEONEEETです。

なんでもOリングと使っていればいいのでしょ?

あながち間違っていないですが。。。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、機械装置のシール部品のうちOリングとVパッキンの特性比較について知ることができます。

Oリング・Vパッキンの特性比較

今回の記事では、OリングとVパッキンの比較を行います。

オイルシールも含めてシール部品の原理についてはこちらの記事を参考にしてください。

項目OリングVパッキン
装着の方向あるない
必要な空間小さい大きい
仕上げ面高精度精度は低い
装着難易度かんたん難しい
調整不要
必要個数1個数個
寿命短い長い

装着の方向

Oリングは装着時に方向性がありませんが、Vパッキンはあります。

Vパッキンは圧力を受けて変形させることでシールするからですね。

必要な空間

シール部品をはめ込むための空間は、Oリングの方が小さいです。

個数が小さいこととも関係しますが、Oリングはそもそも構造がシンプルなので、小さくまとまった形をしています。

はめ込むための空間が小さいということは、設備を小さくできるということ。

このメリットは大きいですね。

仕上げ面

シール部品を装着する面の仕上げはOリングはそれなりの精度が必要です。

きつすぎ・緩すぎのいずれでもOリングは適切に作用しません。

Vパッキンは精度が低くてもOKですが、これはVパッキンが削れながらシールするからですね。

どうせ削れる面の精度を上げたってあまり変わらない、という発想。

装着の難しさ

シール部品の装着はVパッキンの方がやや難しいです。

装着数が多い傾向にあるからですね。

調整

シール部品の装着時にVパッキンは調整が必要です。

適正な位置にセットしないと、正しくシールできません。

必要数

シール部品の数はVパッキンの方が多いです。

Oリングだと1個で十分ですが、Vパッキンだと数個以上になります。

寿命

寿命はVパッキンの方が長いです。

シール数量が多いですからね。

Vパッキンは特殊用途

OリングとVパッキンを比較した時、Vパッキンは特殊用途であることが分かるでしょう。

サイズを犠牲にしても寿命を長くしたい。

この要求が高い時にOリングでは対応できないとなれば、Vパッキンを考えるという発想です。

バッチ系化学工場ではほとんどがOリングで対応可能です。

Oリング・Vパッキンの材質

OリングとVパッキンの材質はほぼ共通しています。

使用場所によって使い分けを行います。

部位材質
プロセス液FKM,PTFE
プロセス液以外NBR,BR,CR

化学工場の機械エンジニアならプロセス液に対する材質は要チェックです。

プロセス液以外に使うNBRなど汎用的な材料はノーケアで大丈夫です。

化学装置以外にも汎用的な機械装置で大量に使われています。

一般のシールメーカーは化学工場ならFKMと盲目的に信じ込みます。

特にバッチ系化学工場ではFKMでは耐えれない薬液を使うので要注意。

FFKM(パーフロロゴム)が次の候補になりますが高いです。

そのためPFA被覆のFKMを使うことが多いでしょう。

最後に

機械装置のシール部品のうちOリングとVパッキンの特性比較をしました。

方向性・空間・仕上げ面・難易度・調整・必要数・寿命について解説

OリングやVパッキンの材質は、化学装置ならプロセス液のFKMに要注意

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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