ロータリーバルブやテーブルフィーダーがバッチ系化学工場で良く使われる理由

撹拌配管

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象としています。

この記事を読むと、バッチ系化学工場の粉体輸送設備の種類を知ることができます。

結論

粉体輸送設備の中でも、バッチ系化学工場ではロータリーフィーダーやテーブルフィーダが使用されます。

はじめに

最初に、バッチ系化学工場で粉を輸送する目的を紹介します。

次に、バッチ系化学工場で使用する粉体輸送設備の種類を紹介します。

ホッパーから粉を取り出す

バッチ系化学工場ではホッパーという容器に貯めた粉を別の場所に運搬することが多いです。

ホッパーには、紙袋やフレキシブルコンテナから投入することが多いでしょう。

そのホッパーから、反応器などに投入するケースが多いです。

もしくはホッパーから、ドラム缶やフレキシブルコンテナに充填する場合もあります。

重力を利用する

上記の例は、いずれも重力輸送を利用しています。

理由はシンプルな構造。

シンプルな構造だと粉の詰まりは起こりにくいです。

バッチ系化学工場の粉は一般に細かいです。

連続系では特に石油製品の樹脂がイメージしやすいものであり、粒径は大きく詰まる可能性が低いです。

またバッチ系では、生産品目が追加されることが多く、追加の生産品目が細かい粉であれば設備改造をする可能性があります。

汎用性を上げるためにも、シンプルな構造が好まれます。

そのため、ロータリーフィーダーやテーブルフィーダーが多いです。

ロータリーフィーダー

ロータリーフィーダーはロータリーバルブとも言います。

ロータリーフィーダは下記のメリットがあります。

  • 小型
  • 排出量が多い
  • 安い

何も考えないで良い場合は、普通はこのロータリーフィーダーの採用を考えます。

テーブルフィーダー

テーブルフィーダーはサークルフィーダーとも言います。

テーブルフィーダーは下記のメリットがあります。

  • 詰まりにくい

詰まりやすいかどうかは、粉の性状に依ります。

特に水分を含む粉体は非常に詰まりやすく、テーブルフィーダーの出番です。

とはいえ、粉体入口・出口のノズル口径に限界があるので、詰まりやすいかどうかは気休めの世界です。

特に出口口径は変更しようと思えば、一定の覚悟をもって実施しなければいけません。

メーカーはこうした改造に対して、基本的に対応してくれません。

ユーザーの責任で行いますが、無責任体質の日本では極めて難しい。

おわりに

粉体輸送は重力落下が確実であり、省スペースです。

バッチ系化学工場では切替生産を行うために、配管が非常に多く、設備の設置スペースが狭いです。

そこで、省スペースのロータリーフィーダーやテーブルフィーダーをよく使います。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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