【予備部品】化学工場の設備を海外調達するときの注意点

工事,機械調達部

NEONEEETです。

時代は海外だ!

20年以上前のことをいまさら・・・?

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の設備を海外調達するときの注意点について詳しく知ることができます。

海外調達は予備部品が大事

海外調達では予備部品が相当大事なポジションを占めています。

予備部品は戦争における補給と同じ扱いです。

補給が無いと戦線はすぐに崩壊しますよね。

これと同じことが海外調達でも起こります。

動機器はいつ壊れるか分からない

化学工場の設備でも動機器はいつ壊れるか分かりません。

傾向監視をして寿命予測をしますが、壊れる手前に交換するTBMやCBMで対応するのが普通。

壊れてから直すBMでは対応しないでしょう。

動機器を海外調達する場合、その設備の予備部品を適正に確保しておかないと、

すぐに生産が止まってしまいます。

生産工場を安定的に動かすためには、海外調達はリスキーです。

海外調達は海外から日本に調達するケースを考えますが、その逆も含めて解説します。

日本に輸入する場合

海外から日本に輸入する場合を考えます。

この場合は商社に任せることになるでしょう。

バッチ系化学工場では渦巻ポンプや真空ポンプが当てはまります。

これらの予備部品といえば、メカニカルシール・スリーブ・オイルシール・Oリングなどです。

その国でしか作れない特殊形状の部品がありがちです。

この場合、商社は常に予備部品を抱え、ユーザーも最低限の予備部品は確保しないといけません。

ランニングコストは確実に上がります。

そこまでしてイニシャルコストを下げるべきかどうかは、会社の判断です。

日本から輸出する場合

日本製を海外に輸出して、生産する場合も注意が必要で主。

日本に輸入する場合の真逆の現象が起きるからです。

メカニカルシールやオイルシールは日本と同じ物が大量に手に入るとは限りません。

この他にも、モーターや減速機なども同じです。

海外に生産工場を移管する場合は、プロセス原料の調達性のみを考慮しがちですが、

設備資材の調達性もしっかり調べる必要があります。

そうしなければ、日本に輸入する場合の商社と同じく

海外支社で予備部品を確保しておかないといけません。

その管理をするくらいなら、現地の動機器を調達する方が楽だと思います。

海外で生産管理・設備管理の経験をした私は、強く実感しています。

静機器では予備部品は不要

静機器では予備部品は基本的に不要です。

最近では特殊材質の熱交換器が海外から輸入するケースが出ています。

とはいえ、補修の方法が限定化されているので、

壊れたら直すBMで対応できるかもしれません。

熱交換器なら、チューブを閉塞することである程度は場繋ぎができますからね。

ガスケットやフランジなどの配管部品はすでに海外調達が一般化されているので、

商社がノウハウを持っている

というきれいな表現が通用するでしょう。熱交換器も2021年現在では供給体制に不安があっても、近い将来には当たり前のことになっているかもしれませんね。

商社やメーカーには自分から聞くべし

日本の工場で導入している設備類って全部日本製だと思いますか?

アパレルや食料品が中国製だけど、化学工場の設備は海外製なんてほとんどないはず。

いつの間にか海外製は導入されていると思います。

こんなことを未だに思っているユーザーは意外と多いです。

機械エンジニアならこれを知っているかもしれませんね。

典型例がガスケットやフランジです。

商社やメーカーは情報を自分から出さない

商社やメーカーはこのことを隠しがちです。

聞けば答えてくれるけど、聞かれないと何も情報を出さない

こういう商社やメーカーばかりです。

そして、気が付いた時には実績ができていて、他のベンダーが存在しないから

従わざるを得ない。

ユーザーが選ぶ権利はほとんどありません。

ユーザーが意識を高く持つべし

商社やメーカーが「これから海外製の部品を使います」と事前アピールをした場合

ユーザーは色々要求しますよね。

実績や会社の状況や生産体制など根掘り葉掘りと。

ユーザーとしては当然の要求ですが、商社やメーカーはこれを嫌がります。

面倒だと思っているのでしょう。

説明能力がない営業担当者が多い・そもそも営業担当者の数が少ないなど

背景には根深い問題があります。

ユーザーとしてはアンテナを高くして、商社やメーカーに都度ヒアリングする心構えが大事でしょう。

調達部なんかに任せても意味ありませんよ。

最後に

化学工場の設備を海外調達するときの注意点について紹介しました。

動機器の部品管理が大事。日本に輸入する場合は商社を調べる。日本から輸出する場合は供給体制の調査が必要で、時には自社で管理する必要があります。

静機器の予備部品は基本的に考えない。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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