【大企業・縦割り】機電系設計者・プラントエンジニアの情報収集における弊害

図面,現場働き方

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場での機電系設計者・プラントエンジニアの情報収集の問題について知ることができます。

結論

縦割り組織であるため、色々な問題が起きます。

図面の確認に時間がかかり、工事の担当があいまいになり、メーカー情報の共有ができない。

はじめに

大企業ではなぜ決心が遅いのか。

大企業病と言われる典型例です。

これを現場レベルでどういうことが起こっているかを解説します。

縦割り担当

大企業だと、各人に担当が割り当てられます。

1人でできる範囲が限定されます。

これが諸悪の根源。

中小企業等から見れば、そう見えるでしょう。

そういう外野の声を聴いて、自分の能力が低いのでは?と卑屈になる大企業の社員は多いと思います。

しかし、各担当に能力がないわけではありません。

問題は組織の構造、担当の問題です。

誰が担当しても一定の成果が得られるように代わりが効くようにという思想で

縦割りにしているのに、そこで思考がストップしていることこそが問題です。

逆に、中小企業で1人で回している担当者から見ると、その人がいなくなった瞬間に終わりなので、リスキーですよ。

図面の確認

縦割り担当になると、1枚の図面でも色々な人がチェックしないといけません。

1人の能力は低いけど、みんなであつまれば何かいい知恵がでるはずです。

こういう思想で、何でもみんなが分け合うため、

図面の確認も、みんなで行います。

機械設備の図面なら、機械設計・溶接設計・機械保全・配管設計・電気設計・計装設計・プロセス設計・運転員

などの人に見てもらいます。

単純計算で8人。

実際には、それぞれの部署に、担当・審査・承認などのラインがありますので、

20~30人くらいが1枚の図面に目を通します。

そうすると、どうしても時間がかかります。

1人当たりが図面に費やす時間そのものも問題ですが、

それぞれの人が、色々な仕事を担当しているので、図面のチェックに取り掛かる時期のコントロールが難しいという問題があります。

この辺は、中小企業の人は理解できない、イメージできないと思います。

理解してくれている会社は、ユーザー側での図面確認時間を工程表に入れてくれています。

理解してくれていない会社は、自身の設計結果をユーザーに提示して、数日後に折り返さないと、納期が間に合わないと言ってきます。

これって、ユーザーからするとかなり感じが悪いですよね。

もちろん、メーカーの担当者の問題だったり、発注者側が無茶な納期を提示してきたり、と色々な背景はあるので、誰が悪いと一概にいうのは難しいですけどね。

工事の担当

組織が大きくなると、工事の担当も分かれます。

A工場はXさん、B工場はYさん…

という感じですね。

ここで問題になるが、共通的な場所の担当。

いわゆるユーティリティ設備がこれに該当します。

ユーティリティ担当を割り当てている組織もあると思いますが、これが100%健全に運用される可能性は高くはありません。

ユーティリティ設備のわりに、一部はA工場のXさん担当、残りはユーティリティ担当のZさんが担当。

ということがあります。

これを管理する課長が何も指示をしないと、あいまいなまま仕事が進んでいき、問題がでてきます。

課長ならこれくらいかじ取りをするのが普通だと思います。

ところが、そんな課長の方が今となっては希少価値があるようですよ。

自分では何もしないで、目の前の問題に対処するために、部下に指示をする。

こんな課長ばっかりです。

設備購入

図面の確認と近い話です。

メーカーにとっては、ユーザー側が縦割りであることは重々承知しています。

ここに活路を見出すメーカー営業担当者は優秀。

ほとんどのメーカー営業担当者はこれを有効活用していません。

メーカー側からするとこういう疑問が出ると思います。

###########################################################

ユーザーのXさん向けの案件と、Yさん向けの案件を同時に受注した。

仕様はほぼ同じでいいはず。

ところがXさんとYさんで指示事項が違う。

同じ会社のXさんとYさんで何が違うのだろう?情報共有していないのだろうか?

###########################################################

情報共有?

そんなことをしているユーザーはほぼいません。

そこに疑問を持っているユーザーすらいません。

これもかじ取りをするのは課長の役目。

それをしている課長が希少価値がある。

一事が万事こんな感じですね。

おわりに

組織が大きいと、分割せざるを得ないのは確実です。

そこのパイプ役が重要な役目を果たします。

それを行うのが、課長の役目。

指示を出して、結果が上がってくるのを待つだけの課長はいりません。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました