【個人意見】プラントの高年齢化・長寿命管理に対する想い

工場保全

NEONEEETです。

プラントのライフサイクルに関する話です。

壮大なテーマです。

こういうテーマは個人的な立場で、単なる意見を述べるに留めます。

100人いれば100通りの意見があるでしょうから。

プラントの長寿命化と保全の重要性

昔の資料を眺めていたらこんな文言がありました。

  • スクラップビルドの時代は終わり
  • 21世紀はメンテナンスの時代
  • 既存プラントの維持継続が使命

だからこそ、メンテナンス・保全が大事です。というロジックです。

老朽化した設備を使いこなす、という表現でも良いでしょうか。

スクラップビルドをしない風潮に反対

先ほどの文言は21世紀ではなく20世紀に作った文言だと思います。

私はこの意見に反対です。

スクラップビルドが終わりという意見に反対です。

昔のプラントは安いが効率が悪い

スクラップビルドが終わりという主張の背景はコストです。

スクラップビルドはお金が掛かりますが、そんな金を出す余裕が企業にはありません。

今のプラントに最小限の投資をして、投資を最速で回収する。

その思考でしか、動けなくなっています。

これは投資の面からは正しいですが、効率の悪いプラントを使い続ける結果になります。

エンジニアが育たない

スクラップビルドをしないと、エンジニアは育ちません。

スクラップビルド否定派に対して、私もこの主張を掲げることがありますが、たまに疑問に思います。

スクラップビルドをしてもエンジニアは育たないのでは?

プラントを建設しても、その当時のエンジニアは数年で異動となり、後に来たエンジニアは思想が引き継がれないまま業務を行う。

後に来たエンジニアがちゃんとした思想を持っていれば良いですが、若手エンジなほど経験が無いため思想もなく、当初の思想がどんどん狂っていきます。

そもそも建設した時にエンジニアが長期的な思想を持っていたかどうかすら怪しいですが。

それでも、スクラップビルドを継続して知見を蓄積すれば、より効率的なプラントはできるはずです。

知見の蓄積こそが難しいのですが。

スクラップビルドのたびに、エンジニアは独自の個性を入れろ、と発破をかけられます。

その結果が統一性のない・拡張性のない数多のプラントだと思うと、スクラップビルドがエンジニアにとって最適の教育の場とは言えない気がしています。

メンテナンスは大事

スクラップビルドをしようがしまいが、メンテナンスは大事です。

既存プラントだから仕方ない・壊れたら単純更新する。

こういうメンテナンスマンが多いですが、このマインドは駄目。

そのためのロジックとして、スクラップビルドの終わりという主張をしているのだと思います。

スクラップビルドをすべきだけど、そうするとメンテナンスの重要性を語る主張が弱くなる。

そう考えてもおかしくないです。

壊れたら作り直したらいいでしょ?

そういうマインドが蔓延するのを恐れているのでしょう。

ところが既存プラントを使いこなしても、その場しのぎの対応に追われているのが現状です。

既存プラントでもメンテナンスマンの努力(データ解析・改良)によって、プラントの高寿命化が図れるはず。

少なくとも私の組織では、その努力が足りていません。

IoTの重要性がますます高まる現代において、理科系の得意とするデータ解析を駆使して、スマートなメンテナンスをしていくのが今後の生き残る道だと思います。

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