【意外】化学プラントの柱の耐火被覆は配管設計に大きな影響を与える

配管土建設計

NEONEEETです。

化学プラントでは柱の大きさが年々大きくなっています。

特に耐火被覆が加わると、□800くらいになってしまいます。

そうすると配管設計や設備設計にかなりの影響が出てきます。

危険物製造所の1階には耐火被覆を付けないといけない

危険物製造所では、火災が発生した時にすぐに燃えないような性質を持たなければいけません。

建物に関しては不燃材料で作る必要があり、鉄製でなければいけません。

その鉄の柱のうち、1階は構造の中心部分であるため、もっと燃えにくくする必要があります。

そのために耐火被覆をしなければいけません。

一般に耐火性能のある板を鉄の柱に撒きます。

もしくはコンクリートで固めます。

なお、私の工場のある官庁の指導では1階だけに耐火被覆が求められます。所轄の官庁によっては別の指導があると思います。

建築物に関する要求は強いのですが、設備や配管に関しては若干グレードを落としてもよさそうな印象です。

□800になると、5m幅の柱間のうち4.2mしか有効活用できない

柱のセンター間が5mであるとして、□400の柱であれば、柱を除くスペースは4.6mあります。

これが耐火被覆があることで□800の柱になれば、4.2mのスペースとなります。

大型の設備を据付撤去しにくくなる

柱の大きさが大きくなり、有効活用できるスペースがなくなることで、最も困ることは大型の設備の据付撤去です。

最悪、据付撤去ができない可能性があります。

そうすると、工場の能力を既存工場と新設工場で同一としたい割に、柱間のスペースを確保するためだけに、製造所全体の面積を大きくしなければいけない可能性が出てきます。

投資が増えることになるので、かなり困ることになります。

ユーティリティ配管の接続口くらいしか使い道が無い

柱があることで配管が通らなくなります。

そうすると柱の大きさ分の領域は全く使えないスペースになります。

私の会社の工場では、ユーティリティ配管の接続口とか、流量計を設置する場所としてしか使えません。

最後に

柱の大きさを変えることは容易ではありません。

その環境でどういう対応ができるかということを考えるのがエンジニアでしょう。

以上です。

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