機械部品でOリングやガスケット以外のシールを使う3ケース

機械化学機械

NEONEEETです。

シールなんてゴムで押さえつけるだけでしょ?

ゴムなしという場合はありますよ。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、機械装置のOリングやガスケットを使わない場合について知るとができます。

機械装置のOリングやガスケットを使わない場合

機械装置のシールとしてOリングやガスケットを使わない場合を紹介します。

機械装置のシールといえばOリングやガスケットです。

ゴム系の材質を圧力で変形させてシールします。

ところが、このゴムを使わない場合・使えない場合があります。

その例を紹介します。

メカニカルシール

メカニカルシールは摺動面にゴム系を使っていません。

摺動面は回転環と固定環が向き合う場所です。

接触しそうになっていますが、接触していません。

液膜で遮断されています。

1次シールと呼んでいる摺動面はゴムを使わず、

2次シールと呼ぶ軸やケーシングとのシールにはOリングなどを使います。

気が付きにくいですが、ゴムを使わないという点でメカニカルシールが区分されます。

ブロアー・ファン

ブロアーやファンにはシールを使わない場合があります。

というよりこのブロアーやファンには軸封を使わない場合もあります。

お手製感が強いブロアーやファンならでは。

ブロアーやファンは空気を押し込むケースが多いので、軸封が無くても良いと考えるケースではシールを使いません。

漏れが嫌な場合はグランドパッキンを使います。

漏らして良い場合は、漏れの量を少なくするラビリンスシールを使います。

ラビリンスシールとは格好いい響きですが、軸封部に流体の抵抗を付けるだけの簡単な装置です。

圧損を持たせることで漏れ量を極小化します。

ラビリンスシール自体は覚える必要がありませんが、

流体の抵抗を付けることでシールする

というアナログな方法は応用が効きます。

油圧配管

油圧配管にはガスケットを使わな場合があります。

油圧配管は10MPa以上の高圧設備です。

ゴム系のガスケットでは当然ながら敗れます。

高圧のガスケットなら金属ガスケットや渦巻ガスケットの出番です。

油圧配管の場合は、ガスケットが削れて異物になることを恐れるため、

ガスケットそのものを使わない場合があります。

この場合はシールってどうするでしょうか?

フランジ面の機械加工精度を極端にあげて、平たんにします。

メカニカルシールの摺動面も同じ発想で面精度が極めて高いです。

発想は全く同じですね。

最後に

機械装置のOリングやガスケットを使わない場合について紹介しました。

メカニカルシール・ブロアー・油圧配管

メカニカルシールは1次シール、ブロアーはラビリンスシール、油圧配管はメタルタッチ。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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