化学工場でのマグネットポンプの保全上の問題【仕様統一・型式・予備】

ポンプ保全

NEONEEETです。

マグネットポンプって怖いですよね。

どの辺りがですか?

安定運転をするために予備が必要で…

専門的な保全の話ですね。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場で使用するマグネットポンプの保全の考え方について知ることができます。

マグネットポンプは壊れる?

マグネットポンプは壊れるもの、という認識を持つユーザーは多いでしょう。

これはマグネットポンプに限りません。

キャンドポンプやスラリーポンプも傾向は似ています。

そもそも動機器とくにポンプは壊れるものと思うのが、生産部側の普通の発想です。

ただし、マグネットポンプは故障に対して特に敏感になります。

  • 腐食性が高い液を使う
  • 空運転に弱い
  • 部品交換が比較的かんたん
  • 怪しい物性のものに挑戦してしまう

マグネットポンプに信頼感を置いているからこそ、故障に対して敏感になっている

というポジティブな見方をした方が良さそうです ^^

マグネットポンプに対する保全上の考え方

マグネットポンプに対する保全上の考え方を紹介します。

本体一式の予備を持ちたい

マグネットポンプを使っている以上は、予備を持ちたくなります。

可能であれば「本体一式」を持ちます。

壊れたら、すぐに取り替え!

運転管理をしている側からすると、圧倒的な安心感です。

できれば、という条件が付くにはいくつか理由があります。

仕様がバラバラ

生産に使用しているマグネットポンプの仕様がバラバラであるため、

予備機を複数持たざるを得ず取捨選択を迫られる

これは保全担当者が頭を悩ませるポイント

仕様統一はポンプ設計段階で考えないといけないことです。

設計担当者が何も考えていないと、保全担当者や運転管理者が困るという典型例です。

部品の組み合わせ管理は面倒

マグネットポンプ本体を一式購入せずに、部品を組み合わせることで対応することも考えられます。

でも、これはかなり限界があります。

  • 仕様が違うと部品が違い、共通部品がない
  • 部品を買い集める方が、本体一式を買うより高い
  • 部品の員数管理が大変

保全・予備・倉庫あたりがキーワードになる問題です。

部品の組み合わせはその場しのぎの対応であり、いつまでも対応できるものではありません。

メーカー側の供給体制も徐々にあやしくなってきており、

ユーザー側での在庫管理の面からも

部品の組み合わせの対応は避けるべきです。

SDMで必ず交換することが分かっている機種に限定すべきでしょう。

型式を変えてほしくない

ユーザー側が最も気にするのが「型式」です。

メーカーによっては思いついたように、型式を変えることがあります。

メーカーにとっては、能力向上・ビジネスチャンスなどの狙いがあるのでしょう。

ところが、ユーザーにとっては迷惑となることがほとんど。

能力向上がほとんど見込めない設備に対して、10年に1回でも型式を変えられると、

ポンプ本体も部品も買いなおさないといけません。

これは大きな会社であればあるほど大変。

一度に資金を投資できるわけではないので、計画的に進めざるを得ません。

最後に

マグネットポンプに対する保全上の考え方を紹介しました。

重要な場所で使うマグネットポンプであるからこそ、予備品も敏感に考えます。

型式を変えずに安定供給をするメーカーほど、大事にすべきと思います。

初期購入時の金額が安いから買う、と若いうちは考えがちですが

運転管理や保全管理をすれば考え方は一瞬で変わります。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました