【基本】回転機器の潤滑油の注油量とオイルゲージ

ポンプ保全

NEONEEETです。

回転機器、特に減速機などのギアやベアリング周りにはオイルを入れることがあります。

今回はオイルの注油量についてです。

オイルは潤滑目的

オイルが少ないと潤滑しない

オイルは回転機器の駆動部周りの潤滑目的です。

ギアやベアリング等は摩擦が発生します。

摩擦が起こると機械が動かなくなるか、抵抗が大きくなります。

それを防ぐ目的でオイルは使います。

オイルが少ないと潤滑材が少なくなるので、設備が動きにくくなります。

摩擦熱で設備が高温になり、故障する可能性もあります。

オイルが多いと抵抗が増える

オイルが多いと、オイル自身が抵抗になります。

とはいえ、オイルがゼロの時に比べると抵抗は少ない側です。

オイルが適量であれば抵抗が最小となり、少なくても多くても抵抗が増える側と考えれば良いでしょう。

オイルは温度が低いほど粘度が高いため、抵抗が増えます。

オイルの量に関わらず、機械を駆動させるのに必要なエネルギーは変わりません。

オイルの量が多い場合、オイルに加わる入熱量に対してオイルの温度上昇量が下がるため、粘度が低くなり、抵抗が増えやすくなります。

オイルは冷却目的

オイルが少ないとオイルが高温になる

オイルが少ないと、オイルに加わる入熱量のうち、温度上昇に寄与する割合が増えます。

熱容量が少ないからですね。

オイルが多いとオイルが高温になる

オイルが多くてもオイルの温度は上がる可能性があります。

一般的には熱容量が多い側なので、温度上昇は少ないと思うでしょう。

ところが、温度上昇が少なくて、オイルの粘度が低いままで、機械を動かし続けると、機械を動かすために必要なエネルギーが増える方向となります。

撹拌槽などのように内容物の液量が多い場合は影響が少ないですが、ポンプのように液量が少ない場合は影響が大きいです。

機械を動かすエネルギーが増えた場合、先にモーターが過負荷になるはずです。

そのまま動かし続けると、モーターが焼損すると思います。

焼損するのが先か、モーターが過負荷で運転してオイルに過剰に熱が加わるのが先か、状況によって変わります。

メーカーの説明書に書いている注油量は初期注油量

オイルの注油量の目安はメーカーの取扱説明書に書いています。

これは初期注油量です。

2回目以降は、今入っているオイルを抜いて、再注油しなければいけません。

オイルを抜いても、オイルボックスの中に多少残ります。

そうすると、取説の注油量通り入れると、過剰に注油してしまう可能性があります。

オイルゲージの目盛は参考値

取説の注油量は、目安です。

本当はオイルゲージを見ながら継ぎ足すのが、正解でしょう。

オイルゲージの適正量ちょうどでなければ運転できないという訳ではないので、多少多かったり少なかったりしても運転は可能です。

その辺の融通さを持っていない技術者が最近増えてきています。

単に説明書だけを読んでいる、頭でっかちの技術者ですね。

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