【脚式・ブラケット式】ロードセル付きタンクの設置方法と建屋設計

制御計装設計

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象としています。

この記事を読むと、ロードセル付きタンクの設置方法について知ることができます。

結論

ロードセル付きタンクはブラケット式で4本にするのが基本。

脚式にするくらいなら架台を作る方が良い。

ロードセルは3本にこだわらず、4本でいい。

はじめに

ロードセルは機械屋にも直感的に理解しやすい計器です。

特にその設置方法は、ほぼ機械屋に丸投げして、計装屋は自分たちのメンテナンスのことしか考えない、悲惨な状況です。

今回は、ロードセル付きタンクの設置方法について紹介します。

基本形

ロードセル付きタンクの基本形を紹介します。

この設置方法は以下の特徴があります。

  • タンクの重心とほぼ同じ位置にブラケットを取る
  • ブラケットは3本もしくは4本とする

タンクの重心にブラケットを取る理由は、ロードセルにモーメントが掛かりにくいようにするため。

ブラケットは3本の方が支持反力的に安定しますが、実際に受け梁を作るのは結構難しいです。

土建屋の想いを反映させるなら、ここは4点で支えるのが妥協案。

何も考えずに、3点が好いから3点にしてほしい

こんな声を計装屋が出すときもあると思いますが、放っておいても良いパターンが多いです。

計装屋としては精度が多少ズレるかもしれませんが、運転面では許容可能な範囲、土建屋・機械屋的にも間違いが少ない構造

全体最適を目指すようにしましょう。

脚式を考える場合

ロードセル付きタンクの支持はブラケット式にするのが基本です。

これを脚式にせざるを得ない場合、その選択肢は正しいでしょうか?

私は基本的にNGです。

脚式にするくらいなら、架台を付ける方が遥かに良いです。

ロードセルに要求される事項

ロードセル付きタンクを設置するために、据付上要求される事項がいくつかあります。

  • ロードセル受け梁のたわみはできるだけ小さくする
  • ロードセルのジャッキアップ用のスペースを作る

ロードセルの受け梁がたわむと、ロードセルのひずみが変わるために、誤差の原因となります。

梁の大きさを通常より1ランク以上アップさせる必要があります。

ロードセル付きタンクはタンクを設置するときはダミーのロードセルと付けます。

これを正式なロードセルと切り替えるためには、ジャッキアップしないといけません。

これはロードセルの設置部のベースプレートを大きくする工夫が必要です。

普通の設備の課題とは違った工夫が必要となります。

おわりに

接点業務の中でも、その数が相対的に多いのがこのロードセル。

計器の場合は、計装屋と機械屋の接点ですが、ここに土建が加わります。

それも取りまとめをするのが機械屋ですよ。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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