【ローリー・パイプ・ドラム缶】化学工場の液体/固体/気体の原料と荷姿

撹拌化学工学

NEONEEETです。

この記事は、化学工場を知りたいと思っている人を対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の基本構成を知ることができます。

結論

タンカーは大規模液体の運搬に使う。

パイプで近隣地域から運搬する物は大規模な気体や液体。

タンクローリーは液体原料の運搬に使う。

フレキシブルコンテナは粉体の運搬に使う。

ドラム缶は小規模の液体・固体の運搬に使う。

紙袋は少規模の固体の運搬に使う。

はじめに

化学工場は非常に分かりにくいです。

自動車工場のように流れが目に見える工場ではありません。

装置内で処理されるので目に見えません。

これが、化学工場に対する興味を失わせ、不信感すら持たせます。

化学工場がどういったものかを知ることが第一歩だと思います。

原料の形状はさまざま

化学工場では様々な原料を扱います。

一般の製造業では多くは固体です。

鉄・プラスチックなどでしょうか。

これに多少の液体が追加されるでしょう。

油などですね。

化学工場では、固体も液体も気体も原料として扱います。

荷姿もさまざま

化学工場で扱う固体・液体・気体の原料はそのボリュームが非常に大きいです。

それらを運搬輸送するための荷姿もさまざまです。

段ボールや木箱の中に入っている原料の方が遥かに少ないです。

タンカー

大量の油を輸送するときに使います。海上輸送です。

陸上輸送は道路の幅という物理的な制約により、運搬量は限定されます。

ところが海上輸送はその限定が比較的緩やかです。

化学工場が海の近くに設置してある最大の理由が海上輸送ですね。

  • 海の近くにある工場は大規模な工場
  • 山奥など離れた場所にある工場は小規模な工場

という大雑把な括りは可能です。

パイプ

近くの工場などから原料を輸送する場合にパイプを使います。

砂漠のある地域では巨大なパイプラインを作ることもありますが、

1つの化学工場ベースでは、数個の原料を輸送するために使います。

有名なものではスチームや窒素などです。

スチームはボイラーを持っている工場なら自前で生成しますが、ボイラーがない工場は別の工場からパイプで運ぶ例があります。

窒素も液体窒素をタンクローリーで運ぶ例がありますが、パイプで運ぶ例もあります。

タンクローリー・コンテナ

自動車とほぼ同じ扱いで考えればいいでしょう。

陸上輸送の基本。

街中でも「〇危」と書いたタンクを運んでいる姿をよく見かけますね。

あれは原料でも製品でも廃棄物でも中程度の量の液体を運ぶために使います。

とにかく汎用性が高いのが特徴です。

世界標準天気にはISOタンクコンテナと言った方が良いでしょう。

バッチ系化学工場では液体原料の受入によく使います。

たまに廃棄物の運搬にも使います。

フレキシブルコンテナ

一定量の固体を運搬するために運びます。

固体の運搬としては最大規模

原料でも製品でも廃棄物でも固体を運びたい場合に、真っ先に考えるべき荷姿がフレキシブルコンテナ

バッチ系化学工場では非常に多く使います。

粉体を取り扱うことが多いからですね!

ドラム缶

工場でよく見かけるドラム缶。

少量の固体や液体を運搬するために使います。

バッチ系化学工場では原料の使用量が少ない液体もあり、その場合にはドラム缶で受け入れるケースがあります。

鉄ドラムが普通ですが、腐食性の高い液体では樹脂ドラムやケミドラムも扱います。

廃棄物を受け入れる時にも鉄ドラムは大活躍

化学工場は動きが見えない!とよく言われますが、

このドラム缶が何本おいているかである程度の想像は可能です。

ドラム缶がいつもいっぱい置いてある工場はトラブルが多い、と考えていいです。

ドラム缶の取扱は人の作業が必要で面倒です。

できれば別の手段で運搬したいもの。

定期的に取り扱いがある数量は非常に少ないものです。そうするべきです。

ところが、大量にドラム缶を使う場合があります。

反応でトラブルがあったとき

このプロセスで生まれたものは製品として使うことができません。

それをプロセス系外に出すためには、専用の設備がありません。

だからこそ、配管からドラム缶に抜き取ります。

このケースは化学工場ではよく見かける光景です。

紙袋

紙袋はは少量の固体を運搬するときに使います。

フレキシブルコンテナでは大きすぎる、と言った場合に紙袋で小分けします。

紙袋は主に原料に使うでしょう。

製品のために使うには、ミシンやヒートシールの設備が必要です。

これを化学工場で扱うには、割と難しいです。

というのも防爆構造が必要になるケースが多いからです。

ミシンなど防爆構造にする需要はありません。

そこで取扱室内を内圧室にするなどの、部屋全体で静電気対策をしないといけません。

おわりに

原料の種類や荷姿というのは、化学工場の中でも目に見える1つです。

ここを見ることで、プラントの中で何が起こっているかを、ある程度推測が可能です。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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