化学工場で液が漏れた時の基本的な対応【水・油】

トラブル運転

NEONEEETです。

液が漏れました

放置しよう!

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場で液が漏れた時の基本的な対応を知ることができます。

化学工場で液が漏れた時の基本的な対応

今回の記事では、化学工場で液が漏れた時の基本的な対応を紹介します。

液が漏れたことが現場で確認でき、ポンプの停止やバルブの閉止などの遮断措置をとった後の話です。

水系か油系かで対応が変わります。

水系(酸・アルカリ)

水系の液は酸かアルカリがほとんどですね。

まずは回収します。

液量が少ない場合は、乾燥砂を使います。

乾燥砂に染み込ませて、安全な場所にスコップ等で移します。

液量が多い場合は、プラント出口の閉止弁を止めたりして遮断します。

液の漏れに気が付くのが遅れたり、漏れの量が多いと回収に失敗しれませんが、超レアケースです。

バッチ系化学工場ではよほどの量の液が漏れない限り、プラント出口の閉止弁を閉めるだけで、外に拡散することを防止できます。

排水溝やプラントの床面に溜まった状態を維持できます。

ここでpH調整を掛けます。

乾燥砂に染み込ませた場合は、割と簡単です。

大量の水が入ったドラム缶に、砂を少しずつ入れて、

pHの調整を少しずつ行います。

酸系の液が漏れることが多いので、苛性ソーダなどで中和します。

少しずつ行うのは希釈熱や中和熱を恐れてのこと。

時間が掛かります。数日は掛かるでしょう。

だからこそ、液漏れは最小限にする必要があり、

プラント内に10m3程度の液が漏れると、恐ろしいことになります。

中和処理した液は、よほどの問題が無ければ工場内の環境処理施設で処理します。

BT処理が普通ですので、処理液は少しずつ投入します。

外部への漏れを検知するために、pH計を設置することが普通ですね。

油系

油系の場合は種類によって対応がかなり変わります。

とりあえず回収が必要です。

液量の大小の話は水系とほとんど同じです。

プラントの出口に、油分離槽や可燃性ガス検を設置して、検知することが一般的ですね。

液量が少ない場合は油マット、液量が多い場合はドラムポンプなどでドラム缶に回収します。

油分離槽から液をくみ上げるケースが多いでしょう。

回収した油は工場内の環境処理施設で処理できるなら、ラッキーです。

難しい場合は外部に依頼しないといけないでしょう。

最後に

化学工場で液が漏れた時の基本的な対応を紹介しました。

水系の場合は中和処理、油系の場合は焼却もしくは外部処理

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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