化学工場のプロジェクト関係者が能力不足だと起こるトラブル

工場プロジェクト

NEONEEETです。

プロジェクトが進みません

まだ大丈夫でしょ

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場のプロジェクト関係者が能力不足だと起こるトラブルについて知ることができます。

化学工場のプロジェクト関係者が能力不足だと起こるトラブル

化学工場のプロジェクト関係者が能力不足だと起こるトラブルについて解説します。

化学工場のプロジェクトは特に建設段階に入ると2~3年で完結するルーティン作業になります。

10年も機電系エンジニアリングの仕事をしていると、少なくとも3回くらいはプロジェクトにどっぷり漬かります。

私も10回は浸かっているでしょう。

同じ工場でも職場が違って人も違うと、同じようなプロジェクトでも進め方が異なります。

プロジェクトではトラブルが起こることもかなりあります。

このトラブルをプロジェクト担当者の能力不足が由来という視点で解説します。

設計が進まない

化学工場のプロジェクトで設計が進まないと、当然ながらトラブルが起こります。

設計という最初のステージが進まないと、後ろのステージは全く進みませんからね。

このトラブルはいろいろな段階で起こりえます。

  • 研究結果が提示されない
  • プロセスエンジニアが基本設計書を出さない
  • 機械エンジニアがP&IDを作成できない
  • プロジェクト関係者がP&IDをチェックできない
  • 機械エンジニアが機械設計書をできない

設計でも特に重要なプロセスフローやP&IDが雑に扱われると、後で取り返しがつかなくなります。

特にコンカレント化が進んでしまった現在では、ちょっとの遅れがすぐに全体に影響を与えます。

設計の基本部分が重要であることは、頭の中では誰もが理解しています。

これが、現実の仕事で実現できないのはなぜでしょうか?これは

まだ余裕がある

という甘えにあると考えています。

夏休みの宿題を1学期終了直前はやる気があっても、翌日には急にやる気がなくなる人っていませんか?

少しくらい遅れてもまだ余裕があるから大丈夫。他に急ぎの仕事があるからそれを優先させよう。

こういうマインドがプロジェクト関係者に蔓延していると、設計フェーズが遅れていきます。

特定の部署だけが頑張ってもあまり意味がなく、待ち時間が増えるだけです。

期間ギリギリの工事をする

期間ギリギリの工事をすると、当然トラブルになります。

期間ギリギリの工事が起こる理由はいろいろあります。

  • 設計が遅れた
  • 調達手配が遅れた
  • ユーザーの機器図チェックが遅れた
  • メーカーの製作が遅れた

設計が遅れると機械手配も遅れるので、設計が重要であることは言うまでもありませんね。

だからこそ、仕様が決まっていない段階で発注するという決断が大事になることもあります。

この決断ができるエンジニアはあまり多くはありません。

上流部門の返事を待っているだけの「受け身」な仕事をするからですね。

工事の中でも、機械納期がギリギリになって残りの配管配線工事の時間が取れなくなるケースはまれにあります。

こうなると、工事で残業時間が増えて現場は戦場のようになりますね。

残業時間の割増単価も相まって、コストも上がります。

機械エンジニア目線では「自分の設計がもっと早かったらこんなことにはならなかったのに・・・」と悔やむ部分です。

でも、設計以外にも工事に及ぼす影響はあります。それが調達やメーカーの問題。

調達が契約に時間を掛けたり、メーカーの設計が遅れたり・・・

ここにはメーカーに製作手配を掛けるための、メーカー図面をユーザーがチェックする時期が遅れることも要素に上がります。

現地工事段階で不具合指摘をする

現地工事段階で不具合指摘をすると、トラブルになります。

これはプロセスエンジニアや生産部の問題。

これまでにP&IDや配管図でチェックするタイミングはいくらでもあったのに、

図面をチェックする能力が無くて、現場工事が進んでから文句を言います。

最近ではかなり減少傾向ですが、昔は「現地工事で指摘するのが当然」という雰囲気がありました。

配管の追加を平気で要求してくる時代でした。

配管の改造1つ取っても、配管設計や工事準備出時間が掛かり、

1日2日で完成する仕事ではありません。

そんなことすら考えずに、数日で改造できて当然だ!っていう思考を持っているから

現地工事で指摘をしてしまうわけですね。

大企業にありがちなワガママかもしれません。

最後に

化学工場のプロジェクト関係者が能力不足だと起こるトラブルについて紹介しました。

設計が進まない・期間ギリギリの工事をする・現地工事段階で不具合指摘をする

夏休みの宿題を最初からペース配分を考えて取り組めば楽、というのと同じ考え方ができます。

個人の努力だけではどうしようもないのが問題ですけど・・・

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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