【納入前検査・据付後水運転・実液運転】化学工場の機械設備の性能を担保するために大事なこと

営業保全

NEONEEETです。

化学工場で現場工事が終わり、生産部に引き渡しをする段階で、設備一式の健全性を担保しなければいけません。

今回は機械設備の健全性tについて、どういった検査を行い担保をするか、紹介します。

メーカーでの検査

メーカー工場で製作しているときに行う検査です。

メーカー自主検査

メーカーで各製作工程での検査を行います。

タンクなら、材料検査・溶接検査・寸法検査・耐圧気密検査などで、それぞれ詳細に規定しています。

それを社内の品質管理部門のチェックを受けて、品質管理しています。

ユーザー立会検査

ユーザーがメーカー工場に赴いて検査に立ち会うことがあります。

普通は完成時の1回のみ。特別な要求で中間検査を設けることもあります。

特に完成検査の目的は、メーカーも責任を回避したいからというのが背景にあります。

完成検査でユーザーが立会をせずに、現場に納入して使い出してからトラブルが起こったとしましょう。

このときに、製作メーカーに責任問い合わせが行きます。

そうするとメーカーも製作工程のどこで問題があったのか、詳細に調べて、多大な工数をかけて対応しなければいけません。

それが、ユーザー立会検査でかなりの部分が回避できます。

立会検査で健全性がほぼ確認できているのだから、後の問題はユーザー側の問題の可能性が高いでしょ?と論理を展開できるわけです。

我々ユーザーも、地方にある工場から、メーカーの工場へ出張に行けて気分転換もできるので、立会検査は積極的に行きたいです。

メーカー工場の稼働状況や、最新情報の入手など、ユーザーの工場にいては入ってこない情報を入手する良い機会です。

ユーザーでの検査

メーカーで検査をしたあと、ユーザーの現場工事を行い、完成後に試験をします。

水運転

装置の中に水を入れて試験をします。

タンクなら水を張るだけ。

ポンプや攪拌機なら水を入れた状態で、運転してみる。

コンデンサーなどの熱交換器は、水を蒸発させて、スチームを通してみる。

配管側は気密試験などで検査できますが、装置側は難しい面があります。

装置や配管のクリーニングも兼ねて、水運転は行うのが基本です。

ここでは運搬・現地工事で過失がなかったことを証明する目的もあります。

メーカーの完成検査では問題なく、ユーザーの水運転で問題があるなら、運搬・現地工事で何かあったでしょう、という推定ができます。

とはいえ、ここで問題になることは基本的にはありません。

現地工事で少し装置に物が当たった程度で壊れる設備はほとんどありませんので。

例外はカーボン系やガラス系の設備です。

これは要注意です。

ワレモノ注意という表示をしていますが、気にしていない人も多いと思います。

でも、その金額を知ったら安易に扱うことはなくなるでしょう。

実液運転

水運転で問題がなければ黄本的にはOKです。

実液で問題があった場合は、材質等の内容物起因の問題がほとんどです。

疑いだせばキリがない

設備の検査は疑いだせば、いくらでも疑えます。

  • メーカーで材料検査をしていると言っても、ミルシート程度であり、本当に同一であるかどうやって試験しているのか?
  • メーカーの立会検査で問題がなかったとして、そのものがちゃんとユーザーに届いた証明はどうすればいいのか?
  • 現場工事で水平度をキッチリ出したとして、その後の配管工事などで傾いた部分についてはどう保証するのか?

考えれば考えるほど闇が深い話になります。

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